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関西人の体はでんぷんとソースでできている

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1301-4 穀物や雑穀の食べ方は大きく分けて2種類あります。ひとつは臼(うす)などで粉にして食べる『粉食』もうひとつが粒にして食べる『粒食』です。
 粉食は、穀物を粉にしたものを水で練って焼く、煮る、蒸すなどしたもの。いわゆるパン、団子、麺類などなど。粒にして食べるのは、米や麦を焼く、煮る、蒸すなどして食べるもの。
 どちらが主流であるかいうのは、それぞれの文化によるのですが、日本の主流は粒食です。
 その代表がごはん。
 麦なんかも麦ごはんにして粒のまま食べる。ヒエ、アワのような雑穀も粒のまま食べることが多いのです。
 ヨーロッパでは粉食が多くなります。小麦粉などでパンを焼いたりする。
 日本の粉食では、米や小麦を粉にして団子にしたり、ソバ、うどん、そうめんなどがあります。
 日本を東西に分けるとすると、関東よりも関西が粉食好きのようです。そもそも関西は、江戸ができる以前から京都大阪と日本の中心で、伝統が古いのに、なぜか「小麦粉」とか「ソース」が好きなんですねえ。
 かつて「関西人の体は“でんぷん”でできている」と喝破したのは、やはり関西出身の作家中島らも氏ですが、確かに関西人はでんぷん……、というか炭水化物が大好きで、うどんにお好み焼き、たこ焼きと、粉食がとても多いのです。
 おまけに大阪には「うどん定食」「お好み焼き定食」とうどんやお好み焼きをおかずにごはんを食べるということもしてのける地域で、さらに神戸で誕生した食べ物として「焼きそば」プラス「ごはん」の「そばめし」があったりもするのです。
 でもこれって、ごはんのおかずにパン……、みたいなものじゃないですか!
 わたし自身関西出身ですが、さすがに「どんだけ、炭水化物が好きやねん!」と、飛びツッコミのひとつもしたくなります。
 もっとも東京にもラーメンライスがあるし、スパゲティにガーリックトーストという食べ方もある。
 そう考えれば、日本人は欧米人よりも「ごはん」という炭水化物を大量に摂取し、その日本人の中でも関西人は炭水化物が大好きということになるのかなあ……? まあわたしも平気でお好み焼きとごはんを食べますけど。
 おまけに関西人はお好み焼きやたこ焼きに見られるようにソース大好きだし。
 生のトマトや天ぷらにソースをかけて食べる食習慣の人もたくさんいるし。
 まあ、それらをオーバーに言って
「関西人の体はでんぷんとソースでできている!」
 と言ったところでバチ当たらないでしょう。
(食文化研究家 巨椋修/絵:そねたあゆみ) 2013-01

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