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先天の気(腎気)と後天の気(脾胃の気)

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0601_1 人の生命力は、親からもらった先天の気(腎気)と、食物から採り入れた後天の気(脾胃の気)により決まります。
先天の気は、生まれながらに決まってしまっているので、体力や免疫力が低下して、闘病中の方は、後天の気を高めて、胃腸を立て直し、病気に打ち克つ力をつけてゆくことが大切です。
食物は、脾胃の働きで栄養となり、血液によって各臓器へ分配され、体を維持してゆきます。
また、免疫細胞となる白血球、酸素を運搬する赤血球などの血を作るのも、脾胃が司っており、胃腸はまさに、免疫力の大元です。
食物のまちがい、食べ過ぎ、ストレス、体力を上回った治療などによって、脾胃が損傷されると、全身に気血が巡らなくなり、
1,酸素や栄養素が十分に届けられない
2,免疫パトロールが低下する
3,解毒代謝、排泄が鈍る
4,ホルモン系に異常をきたす
などが起こり、病気が起こりやすくなったり、直りにくくなります。
脾胃の働きが改善され、正しい気血が巡るようになると、免疫も整い、病気に対する抗病力がついてきます。食欲が落ちて、体重が減ってきている方は、まず、脾胃の立て直しをはかり、お腹をよく温めてください。

(薬剤師、薬食同源アドバイザー  高田理恵/絵:吉田たつちか)2006.1

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