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体に悪い油

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2008.02-1米国では、すべての食品にトランス脂肪酸の含有量の表示を義務付けられ、ニューヨークでは、レストランやファーストフードなどの店でトランス脂肪酸を含む油の使用が禁止されました。

トランス脂肪酸は、悪玉コレステロールを増やし、心臓病や動脈硬化のリスクを高め、アトピー性皮膚炎やガン、またはアルツハイ マー症をも引き起こす原因と言われている有害な不飽和脂肪酸のかたまりです。

水素を添加して工業的に作られるマーガリンやショートニングが代表的ですが、 トランス脂肪酸が含まれる油は、価格が安く、長期間の保存が可能なことや、揚げ物やクッキーなどがサクッと美味しく仕上がることからフライドポテトやフライドチキン、スナック菓子など身近な食品に使用されています。もちろん、トランス脂肪酸だけでなく、喫煙や運動不足など様々な生活習慣が病気の原因となりますが、健康維持のため体に悪い油を避けることも大切な心がけのひとつなのかもしれません。

(アメリカ東海岸在住、フラウ山田/絵:吉田たつちか)2008.02

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