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ブラックデー

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2005-04-022月のバレンタインデー、3月のホワイトデー。では、4月は?お花見?いえ、いえ韓国にはもっと重要な行事があります。
日本同様に様々な商戦と想いが交差した結果、残念なことに見事撃沈組が発生するのは、韓国も同じこと。では、この戦いに敗れた若者達はどこへ?ご安心を!
恋人ゲットできずにブラックな気持ちを過ごす日「ブラックデー」なるものが存在するのです。
撃沈組は、4月のその日、黒い服を着て中華屋で、ジャージャー麺(黒い食べ物)を食べるという、黒ずくめの儀式に望みます。来年こそは!と今年の無念を晴らすようですが、最近では、ブラックデー・オフ会も盛んなようで、その日ばかりは、中華屋さんもちょっと重苦しい雰囲気になるようです...。
ジャージャー麺は、安くてボリュームもあり、韓国人の大好物。特にお金のない学生など若者が、おやつ代わりに食べるファーストフード。そんな食べ物を取り入れるところが、なんとなく韓国の若者文化を象徴していると思えます。
と、このように日本にはないイベントが、韓国には山のように存在します。特に、カップル間のイベントになると、正直、私など覚えきれません。
一例を挙げると、100日記念日。これは、もっとも重要なようで、カップルが付き合い始めて100日目をお祝いするというものです。そして、初めて二人で映画に行った日から100日目記念日というように、初めて何かを行った日から100日目記念バージョンが生まれていきます。

さらに、赤い薔薇の花を贈るとか、ぬいぐるみを贈るとかいった具合に、各々の100日記念日ごとに男性が女性にプレゼントする物までも決まっているのです。100日というのは、おそらく儒教の影響でしょうが(韓国では、誕生してから100日目のお祝いを盛大に行います)それにしても、膨大な数の記念日を、よくもまあこなしている物だと、私など思ってしまいます。恋は盲目。それぐらい朝飯前なのでしょうね。

(韓国食文化研究家 カン美加/絵:吉田たつちか)2005-04

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