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桜とお天気

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2005-04-03ようやく4月に入りました。4月といえば桜。桜と言えば花見、ということで、今回はちょっと桜について書いてみます。
桜の見ごろと言えば、一般的に、関東では4月の10日前後でしょうか。今年は4月3日と10日が日曜日ですが、3日ではちょっと早め、10日ではちょっと散りすぎか? というのが平年の咲き具合のようですね。
この頃のお天気は、「花冷え」「花曇り」といった言葉もあるように、どんよりと曇って寒い日があったりします。かと思えば「花の嵐」といって、せっかく咲いた花を強い風が惜しげもなく吹き落としてしまうこともあります。しかしおおまかにいって4月の前半といえば、まだお天気が周期的に変わる「三寒四温」の時期ですので、桜の咲き加減と晴れるか曇るかは、その年の運次第、無責任に聞こえるかもしれませんが、本音のところ、そんなところかと思います。
本で読んだ話によりますと、桜というのはただ、「暖かくなったから咲く」というものでもないそうです。冬に十分な冷え込みがないと咲けない性質を持つようで、その本ではそれを睡眠にたとえ「深い睡眠を取らないと、しっかり目覚めることができない」と表現されていました。そのせいかどうか知りませんが、北海道では桜と梅がほとんど同じ時期に咲くとか。(桜が咲くのが相対的に早いということ。梅の方が遅いとも)
また、桜の名所として全国的にも古くから有名な奈良県吉野郡でも、最も有名な吉野町の辺りは4月中ごろに見ごろを迎えるそうですが、もっと標高の高いところでは、ゴールデンウィークごろにようやく満開になるそうです。
桜は何分見ごろの短い花です。今年のお花見がお天気に恵まれますように!(夜桜見物で風邪をお召しになりませんように!!)

(気象予報士 チャーリー/絵:吉田たつちか) 2005-04

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