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老化と一番関わりのある臓[腎]

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0911_5腎は中医学では「先天の本」とされ生命の源泉であり、人間の生命や発育・成長などに深く関係していると考えられています。

五行では「水」に属し、膀胱・骨髄・歯・脳・髪・耳・生殖器・肛門などが腎の働きの系統を形成しています。

腎は人体を構成機能させる基本物資である「精気」を貯蔵します。精気は人間の成長・発育や生殖能力に深く関係しているので、腎の精気を蓄える機能が生命活動の根源になっています。腎の力が弱まると、まずは髪が白くなったり腎の府である腰に症状が出てきます。足腰がだるい、足腰の関節が痛む・・・・などです。

また、腎は耳と通じており、耳に関わる症状も出やすくなります。耳鳴り、難聴、耳が遠くなった、眩暈、物忘れ・・・・等ですね。腎は水を主る。水液代謝の中心的な役割を果たしているので、力が弱まるとむくみやすくなったり、あるいは頻尿や夜尿で悩まされる こともあります。女性の方に多いのですが、咳をしても尿が漏れる・・・などの症状も腎の衰えです。

恐れや不安の感情は、腎の老化を早めますので、取り越し苦労をしないでくださいね。

(薬剤師、薬食同源アドバイザー 高田理恵/絵:吉田たつちか)

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