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円形脱毛症の治療法は?

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0611_4円形脱毛症は、ストレスなどで一時的に起こしている軽度なものと、注意を要するものがあります。

一般的に、脱毛部の数が3つ以内で、どんどんと成長する様子がなければ、食事療法と、根気よく血流改善することで、治すことができます。

脱毛部が少しずつ移動しているような場合は、自然に抜け落ちて、また生えてきているために起こるもので、こちらも血流を促進することで、治してゆくことができます。

この場合、原因となるようなストレスや、何か抱えている問題があれば、まずそれに向き合って、心の解放、解決をはかります。

その上で、頭部への血流を良くするものを補います。

例えば、頭頂部に脱毛がある場合は、松節のように、督脈の陽気を通ずるものを使用します。

側頭部に脱毛がある場合は、ストレスからくる肝、胆の湿熱が原因と考え、湿熱をとる方剤を用います。

脱毛は、その部分に気の滞りが生じ、栄養が足りなくなっているわけですから、気の詰まりをとって、血流を回復すれば必ずよくなります。

また、甘いお菓子、油物をとりすぎると、血液の粘性が増し血流が滞りますので、これらを避けて、お野菜、海藻などから十分なミネラルをとってください。おやつには、くるみや、プルーンなどがよいですね。

その他、お手当として、頭部の血流を促進する、ローズマリー、シダーウッド、マンダリン、ジンジャーなどのアロマオイルでシャンプーしたり、マッサージすることをお勧めします。

次に、注意を要する心配な円形脱毛は、脱毛部の端の毛髪を手で引っ張ると、簡単に抜け落ちてくるものです。どんどんと脱毛部が拡がります。この場合は、根底に、アトピー、腎疾患、甲状腺疾患、膠原病などが隠されている場合があるので、一度専門の病院を受診してください。

お子さんの場合は、リンパ球が異常に増えて、毛乳頭にある毛母細胞をリンパ球が攻撃している可能性もあります。

甘い物のとりすぎ、過保護、運動不足、ミネラル不足、添加物の多い食事、新築の家の有機溶剤などで、異常にリンパ球が増えることがあります。

(文:薬剤師、薬食同源アドバイザー   高田理恵/絵:吉田たつちか)

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