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脳内ホルモン低下の原因

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12-09-02 老化の原因のひとつに、脳内ホルモンの低下があります。100才を越えても元気に活動しておられる方の脳内ホルモンを調べたところ、DHEA-Sという副腎アンドロゲンの濃度が、高いことが報告されています。DHEAーSの生理作用として
①免疫賦活作用②抗糖尿病作用③抗骨粗鬆作用④抗動脈硬化作用
⑤抗肥満作用⑥中枢神経作用
などがあげられ、体を若々しく保つ働きと関連があるのもうなずけます。
このように大切な働きがある、DHEA-Sですが、特に努力なしに、漫然と過ごしていると、どんどん減っていってしまうようです。
それでは、DHEAーSが低下する原因をみてみましょう。
1、大きな病気、手術などによる免疫力低下
2、副腎網状帯のリポフスチン沈着 (甘い物脂質、炭水化物の  摂りすぎ)
3、ステロイド剤、高脂質血症のお薬の使いすぎ
4、慢性ストレス、神経症的性格パターン
5、過労、寝不足、による解毒不全
6、インスタント食品、加工食品などを摂る機会が多く、正しい  栄養が不足
7、更年期に伴う肝血、腎陰、腎精(脳髄の栄養)の不足

これらが原因で、脳の元気物質が不足すると、脳細胞の修復力が低下したり、脳細胞同士のネットワークが断絶され、次第に意欲が低下し、物忘れ、集中力がなくなる、根気がなくなる、生きていても何だか楽しくない・・・・等の精神的な老化現象が始まるのです。
(薬剤師、薬食同源アドバイザー 高田理恵/絵:吉田たつちか)
2012-09

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