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その食べ物に何をつけて食べますか?

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●西日本では天ぷらや肉まんにソースをつける人が多い?

 

関東や東北の人のほとんどは、天ぷらは「天つゆ」で食べるという人が多いのではないでしょうか? ところが場所が変われば食材につける調味料も違ってきます。西日本では天ぷらにソースをつけて食べるという人が半数以上います。

関西では天ぷらに限らず、シュウマイや肉まん(関西では「豚まん」といいますのや)にはウスターソースにカラシ。 九州では皿うどんにソースをかけて食べるのは当たり前。

ソース好きで知られる関西や西日本ですが、一方の東北ではマカロニサラダやポテトサラダにソースをかけて食べる人が多いのに対して、関西ではあまりいないようです。

西日本でソース文化が興ったのは、もともとうどんなど小麦粉を使った食べ物が好まれていたことに加え、戦後の米不足のときにお好み焼き、たこ焼きといった【粉もん】料理が出てきたことにあるようです。

西日本ではお好み焼きやたこ焼きは家庭で作って食べるのが当たり前で、そのためいろいろなソースを使うようになったことがはじまりだそうです。

 

 

●納豆や茶わん蒸し、赤飯に砂糖だと⁉

 

一方、寒い地域には納豆に砂糖をかけて食べる地域が多いのです。北海道、秋田、新潟といった地方では、発酵しにくいため納豆の糸ひきが少なく、そこで納豆に砂糖を入れたら糸ひきが良くなり、なおかつ食べやすくなったからだとか。

といっても寒い地方でも納豆に砂糖という人は少数派だそうですが、納豆に醤油とカラシしか使わない人にとって「え~~~!」という感じになりますね。

また北海道や東北では茶碗蒸しに砂糖を入れる地域が多いのです。

さらにいえば北海道や東北では、赤飯に甘納豆を入れて甘い赤飯が食されているのですが、寒さが厳しいと甘いものが欲しくなるのでしょうか?

 

 

●味噌にぎりってしってる?

 

西日本や寒い地方の食文化について述べましたので、最後に日本の真ん中あたりの食文化を。

日本の真ん中あたりといえば、言わずと知れた名古屋! 名古屋の食文化と言えば、「味噌煮込みうどん」「味噌カツ」「味噌おでん」と、八丁味噌を使った味噌料理がとても多いんです。

味噌カツは八丁味噌に出汁や砂糖で甘く味付けした味噌だれを、トンカツにかけていただくもの。この味噌だれは味噌おでんにも使います。この名古屋の味噌ソースは60年代あたりに完成したもののようです。味噌だれをごはんにかけて食べたり、味噌茶漬けにして食べたりもするようですね。

日本を代表する調味料としては、味噌と醤油ですが、意外なことに関西ではあまり味噌を料理につけて食べることをしません。

東北や北陸、長野とかだと、おにぎりのまわりにペタペタと味噌をつけて食べる「味噌にぎり」は至極一般的なもの。関東でもそうやって食べる人は少なくないのですが、なぜか関西の人はほとんどそういった食べ方はしません。

もしお近くに関西の人がいたら「味噌にぎりって知ってる?」って聞いてみてください。ほとんどの人が「何それ?」っていうと思いますよ。

同じ日本なのに、地方地方によっていろいろとお好みの調味料の使い方があるみたいですね。最近では、何にでもマヨネーズをつける「マヨラー」なる人たちがたくさんいます。

20年前なら「ごはんにマヨネーズなんて!」という人が当たり前だったけど、いまではコンビニでも普通に「ツナマヨおにぎり」とか「牛カルビマヨネーズおにぎり」が売られていますから、これも21世紀の食文化。食文化の変化はおもしろいですね。これからどうなっていくのやら。

(食文化研究家:巨椋修(おぐらおさむ))2016-10

 

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