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スマホ画面をテビで見る

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(文:ジャーナリスト 井上勝彦/絵:そねたあゆみ)2016-12
 最愛の妻を亡くし、独身生活になり、暇を持て余していると嘆く友人に、ネットで映画やドラマなどが見放題のシステム(HuluやdTV)を教えたところ、夜中に一人、小さなipadで映画を見ている自分が哀れに思えてたまらないといってきた。  彼は東京に住んでいるしお金持ちなので、その気になれば映画館や寄席にも気軽にいけるので、余計なおせっかいだったかもしれない。でも、小生のように田舎住まいではそうはいかない。時たま来る落語会も割高だし、どうも会場の雰囲気がイマイチだ。  そんなわけで、ipad(スマホでもOK)の画面をテレビで見ることができる装置(Chromecast、5000円前後)を購入し、テレビで映画や落語を見ている。同様の装置は以前から持っていたが、途中で途切れるなどいまいち使い勝手が悪かったが今回のものはいい。この種の装置は年々進歩しているし、それほど高価なものではないので、新しいシステムを検討する価値はある。(類似製品にEZCast、Apple TVがある)  ついでにもう少し大型のテレビが欲しくなってネットで調べたら10万円以下の価格で55インチのテレビがあった。ちなみに、今やテレビは日本メーカーが世界市場での競争力を失墜してしまっている感がする。購入したのも、初めて訊く中国のメーカーだ。機械ものは不得手なので、設置代行付きで購入した。メーカーから近所の電気屋に品物を直送し、そこから我が家に納品設置するという。指定の日時に若者が二人で持って来て、10分足らずで搬入設置を完了。ダンボールなど不要なゴミも持ち帰ってくれた。その費用が4千円では高くはないなと思った。街の電気屋も潤い、老人も助かる良いシステムではある。お陰で、都会まで出向かなくても大画面で映画などが楽しめることになり田舎暮らしの助けになっている。このシステムで最近楽しんだのは、タイラント -独裁国家-(Hule)と立川談志ひとり会(dTV)だ。

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