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空飛ぶ自動車

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(絵:そねたあゆみ)

 人工知能時代を迎え、自動車を取り巻く環境が大きく変化する兆候を見せている。自動走行自動車はわが国でも、すでに実用実験中だ。空陸両用車「Pop.up」(*1)は空も陸も自由に移動できるモビリティ。日本の有志団体「CARTIVATOR」が実用化を目指しているのが「SKYDRIVE」(*2)という空飛ぶ車だ。この車で聖火台に火を灯すのが開発の目標だ。
 WALKCAR(ウォーカー)は、日本で生まれた「携帯できるクルマ」で、バックに入れて持ち運べる便利さが売り。(*3)
 クルマを駐車場の空きスペースに運んでくれるロボット「Stan」(*4)も面白い。フランスのStanley Roboticsが開発したもので、これなら、駐車下手な老人でもOK。自動倉庫システムの駐車場版のようなもので、費用対効果も良さそうだ。この他にも、カーシェアリングシステムなど、欧米ではどんどん進化、実用化している。
 私学の獣医学部一つ作るにも岩盤規制に穴を空ける必要がある日本。昔は、サイドミラーはフェンダーミラーしか認められず、欧米では当たり前のドアミラーも日本安全規制ではNOだったため、カーデザイナーが悔しがっていた。ドアミラーだとすれ違いざまに歩行者を傷つける恐れがあるからというのが、その理由だったが、屁理屈の域をでない。安全性の確保はもちろん、最優先されなければならないが、世界標準的な視野もまた必要である。そうでなければ、我が国の車社会が世界に取り残され、結果として国民に不利益を供する恐れもある。
(*1)//bouncy.news/1831
(*2)//bouncy.news/2302
(*3)//www.cocoamotors.com/top-jp
(*4)//bouncy.news/2379 (ジャーナリスト 井上勝彦)2017-08

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