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解毒習慣・ファイトケミカルスープ

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(絵:そねたあゆみ)

 温かいスープが美味しい季節になりました。朝から冷たい人参ジュースや酵素ジュースが辛くなってきた方は、そろそろファイトケミカルスープに切り替えてみてください。
 ファイトケミカルスープは、基本の4種類の野菜を水からコトコト20分ほど煎じたスープで、野菜の旨みのみでいただくスープです。
ファイトケミカルには、嬉しい4つの働きがあります。
①活性酸素を消去する抗酸化成分を大量に含んでいる
②様々な発がん物質を肝臓で解毒して、無毒化するし、排便力、排尿力を高める
③リンパ球の数を増やし、活性を高めて、免疫力を強化する④がん細胞や異常細胞のアポトーシスを促す
 その結果、
①がんと老化、血管系の病気の予防になる
②血糖値の急上昇を防ぐ
③コレステロールの排泄を促し、脂肪を溜め込みにくくする
④高血圧を改善する
などの効果をもたらします。
 生野菜でないと、効果がないのでは?と心配される方・・・ファイトケミカルは、生野菜を食べても活用できません。植物の細胞は固いセルロースでできた細胞壁で覆われており、ファイトケミカルはその中に封じ込められています。包丁で刻んだり、ミキサーで粉砕しても壊されず、最も良い方法は一定時間の加熱です。 加熱により、9割近くのファイトケミカルがスープに飛び出します。ファイトケミカルは、熱に安定で、野菜の抗酸化作用は、生よりもゆで汁が強いと言われています。温かいスープでほっこりと温まってください。
作り方
①材料・・・人参、キャベツ、玉葱、かぼちゃを各100グラム②野菜を食べやすい大きさに刻み、鍋に入れて、全部が浸る程度の水を入れて、沸騰させる③沸騰したら、アクをすくい、弱火にして20分ほど煎じて出来上がり
注意ポイント
①塩気で味付けると、解毒効果が弱まるので、野菜の旨みでいただきます。スパイス類で味に変化を持たせるのはOK
②基本の野菜に、セロリ、トマト、ショウガ、ブロッコリー、大根、切干大根、干し椎茸、乾燥ワカメなどをプラスしてもOK。豆腐や豆、魚介類を入れてもOK
③ポタージュにしてもOK。具を食べられない方はスープのみでも効果アリ
④食前に200CCほど頂いてから、普通の食事をとる
⑤まずは、連続して3日間トライしてみてください。驚くほど体が楽になりますヨ♪
(薬剤師、薬食同源アドバイザー 高田理恵)
2017-11

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