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蚊との戦い 

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(絵:そねたあゆみ) 

 幕末期の狂歌に「泰平の眠りを覚ます上喜撰(じょうきせん) たつた四杯で夜も眠れず」というのがある。「上喜撰」とは宇治の高級茶のことだが、高級茶を4杯飲んで眠れなくなったというのにかけて、浦和に現れた蒸気船(黒船)のことを揶揄しているのだ。つまり、たった4隻の船がやってきただけで慌てふためいている幕府を皮肉ったものなのだ。

 黒船ほどではないが、この時期、蚊には悩まされる。4匹はおろか1匹でも眠りを妨げられる。蚊退治の処方箋は昔から「蚊取り線香」と相場が決まっている。ひと夏で、これに消費する金額もばかにならない。スプレータイプは臭いがいやだし、電気蚊取り器なども、一時はやったが、やはり蚊取り線香に落ち着く。蚊取り線香は今や世界中に普及しているという。それにも関わらずメーカーは2~3社に限られており寡占状態だ。歳をとってくると、蚊取り線香の火もタバコの火と同じく、火事の元になりやしないかと気になる。なにか、もっといい方法があるはずだとネットで探してみた。あった!「吸引式捕虫器」といって、蚊を誘引するのに最適な波長365nmの近紫外線LEDの光と二酸化炭素を放出し、近寄ってきた蚊を吸引ファンで本体のカゴに吸い込み、風化死滅させるという機器だ。要は誘蛾灯の原理で蚊を誘引して近寄ってきた蚊をプロペラで粉砕する仕組みだ。

 人体に有害な殺虫剤を一切使用しないため、小さなお子様や妊婦様、ペットのいるご家庭でも、安心して使える。USB給電式なので電気代も安くて済む。虫が入ったかごは、簡単に取り外して水で洗える。価格も2千円前後で安い。私の購入した機器は製品名が中国語で書いてあるので中国製のようだが中国語のフォントがないのでここで記述することができないが、UV光源吸引式捕虫器 蚊取り器などにキーワードで検索すると出てくる。難点は少しファンの音が気になる点だけだ。

(コラムニスト 古屋摩耶)2018-6

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