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スマホにチャレンジ   

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(絵:そねたあゆみ)

 都内に出なくても、裸のままでも出来る範囲の仕事(HP制作管理やメルマガ発信、リスティング広告管理など)を友人の会社から請け負って行っている。仕事の打ち合わせや情報交換などでスマホを持ってもらわなければだめだと言われてシブシブ普通のスマホに買い替えた。これまでもいわゆる年寄り向けスマホは使っていたのだけれど、電話機としてしか使っておらず、アプリの利用もままならなかった。

 まだ、スマホの機能の十分の一も使っていないが、便利なことの発見の日々だ。車を初めて持った時のわくわく感に似ている。

 車も自分の言うことを素直に聞いてくれることに感動したものだ。曲がるのも、止まるのも、発進するにも、命令通り、女房・子供よりずっと、従順に動く。

 スマホも同様で、使える機能がたくさんあるのに驚く。これでは車を持つのは我慢するが、スマホは手放せないと若い人がいうのも合点がいく。しかしながら、スマホにかかる金額が自動車や他の産業の消費行動を抑制しているのも事実だ。 政府がスマホの料金をもっと下げろといって他産業へも消費が流れるように誘導するのもある意味正論ではあるが果たして効果があるだろか?いささか疑問ではある。スマホを使う範囲が拡大するだけに終わりはしないか。

 いつもいくスナックで、若い(といっても40代末だが)ギャルにスマホの使い方を教わることで、話が広がる。先日もスマホを持つようになって何が一番便利になったかと聞かれたので、懐中電灯機能があることだと答えたら、「そこかいな」と笑われた。

 だって、これまで、夜、街に降りるのに懐中電灯は不可欠だったがこれが不要になったのは私にとっては大きなメリットなのだ。また散歩の時に常に携行していた重いカメラも持たなくなった。音声入力も大変便利だ。俳句を趣味とするがこれまでは、録音機能を使って録音し、帰宅してから、書き起こしていたのが、音声入力したものをそのまま文字原稿として使えるのは驚きだ。これからも、スマホを介して若い人との会話が盛り上がれば、電話代が多少高くなったのも我慢できる。

    (ジャーナリスト 井上勝彦)2018-10

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