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グルコーススパイクと更年期症状 

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(絵:そねたあゆみ)

更年期特有の、ホットフラッシュ、のぼせ、不快な大量の汗や寝汗、眩暈、動悸、不眠、悪夢、パニック、ムズムズ脚症候群、原因不明の痛みや痺れ,・・・などの非常に辛い症状が、実はグルコーススパイクによる反応性低血糖と大きく関わっていることがわかってきました。

 女性ホルモンと、インシュリンは非常に大きく関わっており、月経がある女性では、卵胞期(エストロゲンの時期)には血糖値が安定しやすく、黄体期(プロゲステロンの時期)に血糖値が不安定

になりやすい特徴があります。エストロゲンは、インシュリンの感受性を強める働きがあり、プロゲステロンには弱める働きがあります。妊娠時に糖尿病になりやすいのもこのためです。

 そして、更年期に入ってエストロゲンの分泌が減ってくると、インシュリンの働きが弱まるためにインシュリンを今まで以上に出さなくてはならない・・・それによって急激な反応性低血糖が起きる(グルコーススパイク)・・・体は緊急事態を受け取り、パニックに似た症状(のぼせ、眩暈、吐き気、動悸、汗、痙攣など)を引き起こし、体のSOSを本人に伝えようとする・・・が、そのしくみです。

 今まで、更年期の多彩な症状に対して、それを回復させるものや、修復するもの、ホルモンの調整をするものをお勧めしてきましたが、なかなか改善されない方の多くには、このグルコーススパイクが原因していたことがハッキリしてきました。

 そして、特殊乳酸菌により、グルコーススパイクや、夜間低血糖が改善されたと同時に、更年期症状が和らぎ、気持ちよく熟睡出来る方が増えてきました。

 もし少しでも改善されたならば、グルコーススパイク(がん、脳心臓血管疾患、認知症等の要因)が起きている可能性があります。特に、①食事が不規則で、空腹と早飯を繰返している②朝食を摂らない③夜勤や日勤の交代勤務④ダイエットで痩せたり太ったり繰返している⑤閉経して急激に太った⑤バストが小さめ等の方は要注意です。

(薬剤師、薬食同源アドバイザー 高田理恵) 2019-02

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