おもしろコラム通信 3月号 2005.3.15  No.011

 

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食物酵素のお話

 

先回、食べすぎはよくないよ!というお話をしました。

それは、体で作られる酵素というのは有限で、食べ物をとりすぎて酵素を消化と吸収のほうに使ってしまうと、解毒と代謝にまわす酵素が不足して、体は毒素で汚れてしまうためです。

 

これに対して、外から酵素を補うという考え方があります。

これが食物酵素です。

例えば、大根おろし、生姜、生野菜ジュース、漬物、納豆などの発酵食品には、酵素がたくさん含まれています。

 

簡単な例でゆきますと、サンマ一匹を食べると、体の10の酵素のうち、8が使われてしまうとします。すると残りの2の酵素で、体を解毒代謝せねばなりません。

 

ここへ、付け合せに大根おろしをいただきますと、大根おろしの2の食物酵素のおかげで、解毒代謝に使われる酵素は2増えて、4の酵素が残るという理屈です。

ですので、お肉を食べたら、たくさんの生野菜をあわせるなどの工夫をすることはとても大切なのです。これは昔の人の智慧だったのですね!

 

お肉、お魚などのメインのおかずよりも、付け合せのお野菜にボリュームをもたせれば、十分に食物酵素の恩恵を受けることができそうです。

ちょっとした工夫で、健康が得られるのですから、どうぞみなさん、お試しくださいね!

(薬剤師、薬食同源アドバイザー  高田理恵)

 

風邪に効くお茶

 まだまだ寒い日が続きます。体がゾクゾク...風邪かな?と思ったら、温かいお茶で体を温めてみてはいかがでしょう?

 実は、お隣の韓国は日本ほど喫茶の習慣がありません。食事の席には、水または白湯が一般的で、ウーロン茶も飲みません。逆にウーロン茶が用意されている店は日本人御用達と言っていいくらいでしょう。そして、ちょっと一息、コーヒーを飲むのも若い世代のみなのです。

 さて、韓国での喫茶文化の始まりは、日本と同様に仏教文化の影響を受けたからで、当初は僧や貴族のような限られた人々が緑茶を嗜んでいたようです。

しかし、その緑茶に重税がかけられたため、一般庶民にまで緑茶というものは普及しませんでした。

そこで、代用品としてカリンやトウモロコシなどの身近な果物や漢方素材を使った茶が広がったのです。今で言うハーブティといったところでしょうか?

このような背景からか、韓国で茶を飲むということは、食欲促進、疲労回復など健康維持に繋がるよう。医食同源の思想とも関係するのでしょう。

 そこで、体を温める茶として上げられるのが、サンガチャと呼ばれる生姜茶です。殺菌効果もあり、冷え性にもよいとされています。 作り方はいたって簡単。生姜をスライスしたものを数枚煮れば出来上がり。本来は干したナツメの実も加えるのですが、なくても大丈夫。じっくり弱火でコトコト煎じてください。生姜の香りが充満して、それだけでも体が温まる感じがするでしょう。飲むときに、はちみつをお好みの量加えます。砂糖でもかまいません。体の芯から温まります。ぜひお試しください

(韓国食文化研究家 カン美加)

 

世界の卒業・新学期

3月は卒業の季節。仲間と別れ、新しい旅立ちに備える月となっています。

しかし、世界の国々では卒業・新学期の月など、日本と大きく異なるところが多いのです。

アメリカでは6月が卒業の月で、2ヶ月もの長い夏休みを経て9月が新学期となります。日本の学年制度は6−3−3制ですが、アメリカは6−2−4制が多く州によっては5−3−4制のケースもあるのです。

州により法律まで異なる広大なアメリカならではですね。

イギリスの卒業も6月・新学期は9月からですが、なんと学年制度の基準がありません。義務教育は5歳から16歳となっているものの全国統一試験に合格しないと義務教育修了証書が受け取れない仕組みになっているからです。日本における義務教育の”卒業”基準と大きく違っているのが特徴です。

オーストラリアでは12月が卒業の月で、2月が新学期。そして10−2学年制となっており、10年生までが義務教育となっています。そして統一試験に合格した生徒だけが高校へ進む資格が与えられ、12年生の終わりに受ける統一試験で合格したものが大学へ進めることになっているのです。

シンガポールでも、12月が卒業の月ですが休みは短く新学期は1月となっています。学年制は、6・4・2・3制であるものの、5年生になると全国統一試験が行われ、この成績結果により進む中学が決定されるのです。結果が悪ければ中学校への進学が認められません。中学校へ進学出来ない者は職業訓練校へ進むことになり、なんと10歳で将来の進路が決定してしまうことになります

韓国では、2月が卒業の月となり、新学期は3月となっています。学年制度は日本と同じく6・3・3制で、義務教育も中学校までと日本と一緒。しかし、高校や大学を受験する際、日本なら「カツどん」を食べたりやお守りを持ったりして縁起をかつぎますが、韓国では、なんと受験生の親が志望校まで行き飴や餅などを学校門にくっつけ縁起をかつぐのです!これは、粘りつく=合格する、という意味から来ているのだそうですが、人気校ともなると掃除が大変なのでしょうね。

(JULIE)

 

春の天気は忙しい

花粉が飛び散り、黄砂が日本を黄色く染め、あまり有り難くないこれらのニュースも、春への足音には違いありません。が、本格的な春を迎えるためには、まだいくつかの難関を突破しなければなりません。春のお天気は色々と忙しいですよ。

 前回お知らせした「南岸低気圧」(日本の南海上を発達しながら東進する低気圧で、関東地方の平野部にも積雪をもたらす厄介者)は、3月になってもやってくることがあります。

 また、ほのぼのした印象を与えがちな「春一番」も、実は厄介者の一種。「春一番が吹いたから、明日から春」というような、幸せな意味を持つ現象ではありません。定義としては「立春を過ぎてから初めて吹く強い南寄りの風」です。「南寄りの風」が吹くということは低気圧が通過する前の、暖かく湿った空気が流入する状態を意味し、低気圧が通過するときには雨が降ったり強い風が吹いたり、通過後は風向きが北寄りに変わり、冷たく乾いた空気が流れ込み、いわゆる「寒の戻り」が起こったりします。なので、テレビで春一番のニュースを聞いて、油断して薄着して、風邪をお召しになりませんように!!

 またこの時期、「菜種梅雨」といって、梅雨のようにシトシトと雨が降り続くこともあります。これも、実際梅雨時期と同じように、日本付近に前線が停滞し、雨をもたらしますが、この前線が北に抜けると、南の暖かい空気に覆われて、日本には春が訪れるのです。

 昔から日本では「暑さ寒さも彼岸まで」といわれます。毎年このことわざ通りになるとは限りませんが、温暖化が問題になっている昨今、せめて春のお彼岸くらいまでは寒さを我慢するのも悪くないのではないでしょうか?

(最後に。急に暖かくなったときには、山地の雪崩に気を付けましょう!)

 (気象予報士 チャーリー) 

 

 

リゾット風ミルク がゆ
カルシュウムたっぷりでコクがある

完成写真 材  料 (1人分)
ご飯(冷ご飯でok) 茶碗1杯弱
牛乳 1 カップ
ベーコン
しいたけ
オリーブオイル
1枚
3枚
大さじ1

こしょう

好みのチーズ
 (何でもok)
適量
適量

30g


具は、鶏肉・鮭・えび・ホタテ貝・
玉ねぎ・ブロッコリーその他
お好みで・・・

   
 作り方       
@ ベーコンを細かく切る。

しいたけは3mmくらいの細切りにする。

チーズも荒く刻んでおく。
A 容器にご飯と牛乳を入れ、スプーンなどで

ご飯の固まりをつぶす

その中に切ったベーコン・しいたけ・チーズを入れ

上からオリーブオイルをまわしかける。

B 全体をよくかき混ぜ フタをして途中1・2度

かき混ぜながらレンジ500Wで5分加熱する。

塩こしょうで味を整えよく混ぜて、 

再び レンジ500Wで2分加熱する。

トロリとした状態になれば出来上がりです。
 

(電子レンジ料理研究家 MaRoママ)

 

食から人を豊かにする

入れ歯で十分にかめなかったり、飲み込む力が弱くなったりした方に対して。老人ホームなどでは食べやすい食事工夫としてご飯をお粥にしたり、おかずを刻んだりすることがあります。食事を食べていただくという点では確かに大切なこと。しかし、食事を楽しむという観点を強調する、必ずそうしなければならないわけではありません。

こんなことがありました。飲み込む力が弱く普段はお粥でないとうまく食べることができない女性が、デイサービス先でお餅つきをした時のことでした。お餅つきを手伝ったかと思うと、きなこと大根おろし・あんこをつけて3個もぺろり。食べづらいはずのお餅のはずなのに。

骨なしの魚が話題になった一端には、こうした咀嚼や嚥下に支障のある高齢な方に対し、元の形を保った魚を目で楽しんで食べてもらいたいという意図があったそうです。先のお持ちつきの女性も、お餅つきを体で楽しんだことで、普段眠っていた咀嚼能力が活性化されたのかもしれません。

見て、嗅いで、熱い冷たいと感じ、味を楽しむ。食事は生きるためだけに必要なものではありません。娯楽であったり、時にはコミュニケーションの場でもあります。

「食から人を豊かにする」とは誰が言った言葉だったか。

私の祖母はこんなことを言っています。「私が死んだらお墓にはアップルパイを備えてね。食べられないけれど、においは嗅ぐことができるから」

食を楽しむことができたら、たとえどんな状況になっても、その人は健康といえるのかもしれませんね。

(柴田慎也)

 

 

ディーバのプライド

今、女性シンガーで最も勢いのあるグループといえば“destiny's child”。通称「ディスチャ」。彼女達が今現在の地位に上り詰めるまでには、時間がかかった。

ディスチャが音楽の世界に入ったのは僅か8歳の時。当時は今の3人組ではなかった。今現在、セレブの代表とも言われているビヨンセ。彼女を中心にケリー、ラトーヤ、ラターヴィアの4人で結成されていた。因みに4人は幼馴染み。

しかしどんなに親しい仲でも仕事となると別だ。4人の仲にも亀裂が生じ、ラトーヤ、ラターヴィアが脱退してしまう。2人の脱退によりグループの存続までもが危ぶまれた。けれどディスチャは消えなかった。

新たにミッシェルとファラが加わり再び4人組へ。その後ファラが力不足の為脱退し、今の3人組の姿となったのだ。

世の中には、色々な迷いや誘惑がある。時には自分の足を引っ張る者も出てくる。自分の人生において必要な人間を見極める力。少なくともビヨンセにはその力があったのだ。悩みながらもその力を信じた。そして今最高のメンバーと共にトップの座に君臨している。

 

ビヨンセがプロデュースしている「SURVIVOR〜サヴァイヴァ―」という曲。この曲で彼女は嘗てのメンバー2人に向けてこう言っている。

 ―踏まれても踏まれても 私は立ち上がる。

  絶対にくじけたりしない。

  どこまでも突き進むわ。 

  この先何度だって 立ち上がってみせる。―

なんて力強い言葉だろう。彼女の人気は決して負けないこの強さなのか。自分に対する自信なのか。はたまた美しさなのか・・・。

今年の4月、彼女達は来日する。メディアの注目を集めている今、どんなパフォーマンスを見せてくれるかが楽しみだ。

 

(ながさわあきこ)

 

 名刺の自動販売機

 

この間、東京・新宿駅を歩いていたら

「名刺」と書かれた機械に目が止まり、不思議に思い、よく見てみたら名刺を作る機械でした。

お金を入れてデザインを選んで文字などを入力するとその場で印刷されて出てきます。

名刺の自動販売機とでも言いましょうか。

「こんなものがあるんだ」

その時はそう思ってその場を後にしました。

 

その後すぐに名刺を作る機会があり、業者を探すことになりましたが、すぐ作れてお値打ちなところとなるとなかなか見つからず考えあぐねていた時にあの時の名刺の機械を思い出しました。

ものは試しと思い作ってみることにしました。

デザインはビジネス用のシンプルなパターンのみで文字入力も自分で行わなくてはなりませんが30枚で千円というお値段とその場ですぐ出来上がるので急に必要な時は便利だなと思いました。

(駅構内などに設置されている場合は利用時間に制限があります。)

 

最近では複数の企業から様々な名刺作成機が登場しているようです。

キャラクターが載せられる個人用の名刺が作れたり、デザイン性のある名刺が作れるものもあるようです。

私が利用したものは西口の改札を出てすぐ左に曲がって少し歩いた右側にありましたが、どこかの街で名刺作成機を見つけた時は覚えておくと、後で役に立つことがあるかもしれませんね。

 

(ディック・ハンター)

 

 

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