おもしろコラム通信 3月号 2007.03.13 No.035 |
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ストレス太りは何故起こる? ストレスにもいろいろありますが、同じストレスを受けても、痩せるタイプと逆に太ってしまうタイプとがあります。 一般的には、ストレスを受けると、五臓では 「肝」を傷め、それが「脾」の力も弱めてしまうため、食欲がなくなったり、お腹がすいても食べられなかったり、胃がシクシクと痛む・・などの症状が現れます。 しかし、こうなるのはどちらかというと、普段から胃腸が弱かったり、気血のエネルギーが少なく、あまり体力が無い方に起きやすい症状ですね。 それではストレスで何故太ってしまうのでしょうか? これは普段からエネルギーが過剰なタイプに起こりやすいようです。 ストレスが入ると、それに打ち勝とうとして頑張り過ぎ、どんどんと食事を取り込まなくては栄養をとらなくては・・・・と思います。 ところが、ストレスでどんどん火が焚かれ、肝気が欝滞してくると、気の塊が、血の流れや、代謝の経路を塞いでしまい、正常なエネルギー代謝が行われなくなります。 こうなると、せっかくとった食事もエネルギーに転換しないため、ますますお腹がすいて、潜在意識的に食べ物を口に運びたくなります。ストレスを食ではらす、お菓子をやけ食いするなどは、まさにこのタイプです。こんなときは、気の巡りをよくするのが一番! 漢方では、カラタチ、半夏厚朴湯などを使いますが、ジャスミン茶や、柑橘類を食べるのも良いでしょう。 ただ、ストレスが長く続くと、気の滞りが、ドロドロの血や、痰鬱といって、ネバネバした痰の塊のようなものを体のあちこちで作り、これを取り除いてやらないと、疲れやすい、体が重い、眠れない、動悸がする、気力が全くわかない、さらには免疫力の低下、そしてガン・・・などを作ってゆくことになります。 こんなときは、まずタンポポ茶「ショーキ」や「キ草」+「ホクギヨウ」などの漢方食品で解毒をかけ、不完全燃焼のものを取り除きエネルギー効率を高めてあげることです。 「キ草」は糖を効率よく燃やしてしまうため、空腹感がなくなり気持ちが満たされます。やけ食いの防止になりますね。 また、「ホクギヨウ」は水分代謝を高め余分な水毒(痰)を取り除き、これらを燃焼させやすい体を作ります。(文:薬剤師、薬食同源アドバイザー 高田理恵/絵:吉田たつちか)
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オイル交換を忘れずに 先日、自動車整備業の方とお話していたら、最近、エンジン故障で入庫する車が増えているとのことです。 規制緩和で、セルフ給油のガソリンスタンドが増えているのがエンジントラブルの原因です。 以前は、給油のたびに、スタンドマンが車のフードを開けてエンジンオイルの汚れや劣化状態を調べてくれました。これは、親切心からの行為ではなく、オイル販売促進の一環として行っていたのです。 カーユーザーも、2〜3回、交換を要請されると、シブシブながらオイル交換を了承していました。 ところが、セルフ給油だと、誰も注意してくれません。そのため、オイル交換の時期を大幅に過ぎて、オイルが劣化したまま、あるいは減少したままで走行を続けてしまい、エンジン本体を壊してしまうことになるのです。 エンジンの載せ替えは膨大な費用がかかります。古い車ならば、中古車を買った方が安い場合もあります。 アメリカでは、高校などで、車の簡単なメンテナンスの教育が行われています。砂漠の真ん中で、エンジンが止まってしまうと命にかかわる場合があるから、最小限の知識は不可欠なのです。 これに対し、日本では、学校教育現場での教育もなされずに規制が緩和されてしまったために、カーユーザーが車を壊してしまうはめになるのです。 車にはこの他にも、トランスミッションオイル、パワステオイル、ブレーキオイル、ATF(オートマチック専用オイル)などがあり、それぞれ適切な交換時期が定まっています。 オイル交換時には、次回の交換時期(走行距離または年月)を記したシールを貼ってくれますが、私のようなずぼらな人間は、これさえ確認することを忘れてしまいます。修理工場やカーショップ、ガソリンスタンドなど、信頼できるところか人を決めて、交換時期が来たら、携帯電話やメールで知らせてもらうと安心です。 <自動車オイルの事をわかりやすく紹介しているサイトはhttp://www.w-bandaibashi.com/life/oil/> (文:自動車ジャーナリスト、井上勝彦/絵:吉田たつちか) |
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よく遊びよく働け、野村徳七の教え 野村證券の創業者、野村徳七翁には、「よく働きよく遊べ」の遺訓があり、今でも、野村證券には、そういう社風が生きていると聞く。 昭和三十年代、野村證券に君臨した奥村綱雄、瀬川美能留といった人たちは、同時に遊びのほうも他社の追従を許さないと言われたとか。 ところが、よく見ていると、野村證券がよく「遊んで」いるのは、主に、証券業界が好調のときであり、一旦、証券不況となると、一変した。 野村證券について、三鬼陽之助という、財界記者が遺した古い経済記事がある。 三鬼翁の記事から、その辺を抜粋すると、 「不況襲来の昭和38年後半から40年の前半にかけての野村の幹部連の活動が、じつにめざましかった。会長、社長をはじめとして、幹部総がかりの体制で、いわゆる新規投資層の開拓に、地方の農村・漁村をかけめぐったのである。 これに対して、山一では、地方支店の従業員をはぶけば、支店長以下幹部社員たちは、この非常時にあって、遊ぶでもなく働くでもなく、土曜日の午後になると浮かぬ顔でゴルフに出かけるというありさまであった。 軍隊では、賢明な指揮官であればあるほど、ここ一番の突撃という前夜など、兵士たちをよく遊ばせ、そしてよく眠らせるという。ビジネスの世界においても、これと同じことが言えるのである」と。 もっとも、遊びという意味では、「格差社会」などと言われながらも、普通のOLさんたちが、フランスだ、エジプトだハワイだ・・・と、海外に出かけている。現代の日本人は、ある意味、驚くほど上手に実践しているのではなかろうか。天正10年、宿敵、武田勝頼を滅ぼし天下統一をほぼ、確実なものにした、戦国の覇王、織田信長は、帰途、徳川家康に案内させて、富士山を観光している。戦国の覇者にして、事実上の日本国王と言っても過言ではなかった信長にして、この程度だったのである。 (文:小説家 池田平太郎/絵:吉田たつちか) |
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地球の気温 人為的影響による地球温暖化が問題になっていますが、地球の気温はこれまでにもさまざまな要因で変動をしてきているのです。 まずは、太陽活動の影響。太陽には「黒点」と呼ばれる小さな点が現れます。それは11年の周期で変動しています。太陽の他の部分の温度がおよそ6,000度なのに対し、黒点部分は4,000〜5,500度と低くなっています。そのため、黒点が多く現れている時期は、地球に届く太陽の熱も温度が低くなります。 またエルニーニョ現象やラニーニャも、異常気象を引き起こす要因として注目され始めたのはこの十数年ですが、昔から起こっている現象です。赤道太平洋で起こるため、海洋の温度分布が従来と違ってしまうことにより、地球規模異常気象をもたらす現象です。 いずれも研究が進められてはいますが、断定的な予測 ができるまでには至っていないのが現状です。さらに、大きな火山の噴火が起こったあと数年にわたって、世界中で気温の変化が見られます。噴火の際に吹き上げられた火山灰等は、長い時間をかけて成層圏(高度約20〜50km。オゾン層があるところ)まで上昇し、地球を覆います。そこで「エアロゾル」として、水蒸気が水滴になる温度を高くする役割を果たします。すると、当然空は曇りがちになり、降水量が増え、もちろん日照時間も短くなり、気候は寒冷になります。(「日傘効果」といいます) 同じエアロゾルの影響でできるものに、「飛行機雲」があります。飛行機も成層圏を飛びます。水蒸気が水滴に変わるときには熱を発生させます。が、飛行機雲は火山の噴火と違って小規模なものなので、逆に地球温暖化の一因になっていると警告されています。一方、飛行機雲は空が湿っているときにできるので、雨の予兆ともされています。(文:気象予報士 チャーリー/絵:吉田たつちか)
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芋餅:硬くなった餅に食物繊維をプラスして・・・
(電子レンジ料理研究家 MaRoママ 絵・写真共)
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<編集後記> ・先月月の投稿総数=6本 ・ブログ=http://blog.goo.ne.jp/tebra/ CATEGORY=おもしろコラム
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