おもしろコラム通信 5月号 2007.05.12 No.037 |
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ストレスと風邪
ストレスでイライラしていると、思わぬ風邪をこじらせてしまうことがあります。 ストレスは、体の中の気を塞ぐため、のどの部分やお腹の部分に風船玉のようなガス溜まりを作りやすくなります。 すると、胸が塞がった感じ、お腹が張る、やたらとおならやげっぷが出る、脇腹が痛むなどの症状が現れます。 女性では、さほどストレスを感じていなくても、排卵時や月経前〜月経中にかけて、お腹にガスが溜まりやすくなります。これは、骨盤内が充血して、腸を圧迫しやすくなるためです。 このような体調の時に、たまたま風邪をひくと、かなりこじらせることがあります。 通常、風邪をひいたときには、最初は体表面から邪気が侵入し、悪寒発熱、体表の痛み、頭痛などが現れ次第に内部へ侵入してゆきます。 邪気が内部に進むと、肺や胃腸などの臓腑に炎症を起こすようになります。 病気を治す順序としても、邪気が体表にあるうちは、汗をかかせたりして、解表して追い出す方法をとり、少し中へ進むと、寒熱補瀉のバランスを調整する和解法をとり、さらに中へ進めば、便や尿に下して積極的に邪気を追い出してゆきます。 ところが、ストレスなどで、体にガス溜まりができていると、風邪の邪気が正常なルートで侵入できなくなります。 つまり、幹線道路をガスで塞がれているため、小さな脇道を使ってあちこちから体の奥に侵入します。 多くのお薬は、幹線道路に対応して作られているので、脇道に侵入されると、とてもやっつけにくくなります。 あれこれと手をこまねいているうちに、肺炎を起こしてしまったり髄膜炎を起こしたり・・・と最悪な結果にもなりかねません。 正常な経絡をガスで塞がれると、このような横道から、ウイルスが脳に入る可能性も出てきます。 このようなことにならないよう、もしもガス溜まりがあって風邪をひいてしまったら、みかん、グレープフルーツ、伊予柑などの柑橘類やジャスミン茶などを飲んで、ガスの通りをよくしてください。 イモ類、ゴボウ、豆類などは、ガスを同時に溜めやすいので、これらの食品をとったときは、デザートに柑橘類をもってくるのがよいですね。 (薬剤師、薬食同源アドバイザー 高田理恵/絵:吉田たつちか) |
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強い低気圧メイストーム
風薫る五月。楽しいゴールデン・ウィークを過ごされる方も多いでしょう。 五月は、八月と同じくらい日照時間が長いというデータがあるほど、安定した晴れの日が続きます。暑い日になると、日中の最高気温が25度を超える夏日になることもたびたびです。しかし、本当の夏は梅雨のあとにやってくるもの。五月といえどもまだまだ冬の名残が悪さをするのです。 前述のとおり、五月は晴れる日が多く気温も上がります。 が、上空にはまだ寒気の名残がやってくることがあります。上空に強い寒気を伴った強い低気圧を 「メイストーム」と言います。意味はそのまんま、「五月の嵐」です。 一般に、地表付近と上空との気温の差が大きければ 大きいほど、大気の状態は不安定になります。また、 その条件は低気圧を発達させるのにも好都合で、北日 本や日本海を発達しながら台風並みに成長して日本列島に嵐を巻き起こします。この場合は大雨、突風、落雷といった現象に注意が必要です。竜巻が起きる可能性も充分にあります。 休日に、山や海でレジャーをしているときにメイストームに遭遇すると大変なことになります。山は土砂災害の危険がありますし、まだ雪が残っているところでは雪崩の恐れもあります。海は高波が押し寄せ、満潮と重なると低地に浸水することも予想されます。 「まさか五月に天気が荒れることはないだろう」 と油断せずに、レジャーに出かける前にはちゃんと天気予報をチェックしておいて下さい。 また、ことわざにもあるように、本当に、「山の天 気は変わりやすい」です。急な雷雨で河川が増水する こともありますので、くれぐれもご注意を! (気象予報士 チャーリー/絵:吉田たつちか)
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低燃費車が人気沸騰
地球温暖化問題がクローズアップされている。最近の異常気象もこれが原因と推測されており、温暖化の原因の一つとして、自動車の排出ガスが槍玉にあがっている。 かくて、自動車メーカー各社は低燃費自動車の開発競争に突入、これの成否がシエアにも反映している。ハイブリッド車や軽自動車の販売シエアが伸びているのだ。 最近、国土交通省と民間のIT会社(アイ・アール・アイ コマースアンドテクノロジー)から、あいついで「低燃費車ランキング」が発表された。 国交省は、自動車ユーザーの省エネルギーへの関心を高めるとともに、燃費性能の優れた自動車の開発・普及を図るため毎年、現在販売されている自動車の燃費性能を整理した冊子「自動車燃費一覧」を作成するとともに、燃費の良いガソリン乗用車ベスト10を公表。(詳細は下記サイト参照) 平成17年末現在販売されている自動車のうち、最も燃費の良いガソリン乗用車は小型・普通乗用車ではインサイト(ホンダ)、軽乗用車ではミラ(ダイハツ)だった。 後者の調査はインターネットと携帯電話を使って調査しているもので、マイカー情報管理サービス『e燃費』(http://e-nenpi.com/)の2006年1月〜 12月の1年間における燃費データベース分析結果をまとめたもの。e燃費は、ケータイでマイカーの健康管理ができる便利サービス。簡単な入力でオイルなど消耗品の交換時期がわかったり、他のユーザーと燃費を比較したり、最新のクルマニュースを画像満載で毎日更新するなど、楽しくて便利なサービスだ。無料版と有料版があるが、とりあえず無料版を試してみよう。 これによると、国産乗用車部門では、プリウス(トヨタ)、シビックハイブリッド(ホンダ)、マーチ(日産)の順。調査方法が異なるものの、ハイブリイド車が上位を独占している。 小生も、昨年、プリウスを購入したが、注文してから納車まで4ケ月以上もかかった。担当セールスの話では、ガソリン価格の高とまりの影響で、特に米国での需要が急進しており、米国輸出を優先しているとのこと。発売当初、1台売るたびに数10万円損したというプリウスだが、今や同社の稼ぎ頭だ。損して得取れとはこのことだ。ちなみに、国交省やメーカーデータでは35.5(km/l)、e燃費調べでは23.4(km/l)、小生の車では21.4(km/l)だ。 (国土交通省)http://www.mlit.go.jp/kisha/kisha06/09/090328_.html (自動車ジャーナリスト 井上勝彦/絵:吉田たつちか) |
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「情けが仇」の見本?
「新平家物語」のDVDを見る機会がありました。 若き日の仲代達矢扮する平清盛の乾坤一擲の気迫と、斜陽化してからの、やることなすことすべてが裏目に出るという閉塞状態が強烈に焼き付いております。 「清盛は頼朝を助けたばかりに、頼朝は平家を滅ぼしてしまった」という、巷間、言われる「情けが仇」の見本のように言われることについてですが、私は清盛が源氏の幼子を助けたというのは、決して間違っていなかったと思います。 なぜなら、保元・平治の乱という熾烈な権力闘争の後、人々は新しく権力者になった平家という武力新興階級に対し、どのような人たちなのか不安があったはずで、それに対する不安感を払拭し、政権発足早々の人心掌握に意味があったと思うからです。 私が学生時代に愛読した本の著者である大橋武夫氏も「平家の滅亡の原因は、よく敵に情けを掛けたことのように言われるがこれは違う。平家の滅亡の大きな要素は清盛亡き後、平家の側に清盛に代わる柱石がいなかったことだ。その意味では、清盛の長男で、器量人、重盛の早逝が惜しまれる。その証拠に、現に平家を都から追ったのは頼朝でも義経でもなく、木曽義仲なのである。」と書いておられました。 たしかに義仲の将帥としての能力は非常に高く、大橋氏は「義経よりは上」とさえ言っておられたほどで、頼朝や義経、範頼ら義朝の子らがいなかったとしても、木曽義仲(それがだめだったとしてもあるいは他の勢力)によって、結局は滅んでいただろうと思います。 もっとも、ここまではいいとして、ここで私が疑問に思うのは、命を助けるのはともかく、なぜ伊豆になど流したのか?ということです。関東はもともと源氏の地盤であり、今は平家に靡いているとはいえ、湿った火薬庫に、火の気を投げ込むようなものではなかったでしょうか?私なら、頼朝は京に留め置きます。 さらにベストの選択は貴族制に代わる武家政権の樹立という源平共通の利害目的を掲げ、その上で、一門の娘をあてがい(義経らも仏門になど入れず)、平家一門(武家側と言いかえても)に取り込みます。 それができないのなら、やはり殺すべきで、それをやらないなら、源氏の基盤である東国ではなく、平家の基盤である西国へ流すべきだったと思います。 (小説家 池田平太郎絵:吉田たつちか)
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「超簡単」--目玉焼き (卵1個分)
※ 卵の黄身に穴をあけないと・・黄身が爆発します!
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<編集後記> ・先月の投稿総数=7本 ・ブログ=http://blog.goo.ne.jp/tebra/ CATEGORY=おもしろコラム
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