おもしろコラム通信 11月号 2007.11.02 No.043

 

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冬の足音〜もみじ狩り〜  

11月に入ると、一日ごとに寒さが増してくるように感じるのではないでしょうか?

前日までは朝、草木に降りていたのは露だったのにある日を境に霜になった、とか、前の日は何とも感じなかった服装が、ある日突然もう一枚重ね着をしないといけないと感じたり。

本州の平野部では冬への足音を実感する月ですね。そうなると、ストーブなどの暖房器具を出したりと、冬支度が必要になってきます。

また、木の葉の色の移り変わりでも、季節の変化を感じ取ることができるでしょう。休日にもみじ狩りを 予定される方も多いと思います。もみじ狩りと言えば恐らく山に行かれるでしょうが、山の天気は古くから言われているとおり変わりやすいです。

なぜなら、山には木が多い、木が多いと葉が水蒸気を発生させる、その水蒸気が増えると雲になる。さらに山間部は平野部に比べて、そもそもの気温が低いために水蒸気が 雲になるのが早いのです。そして雲がたまると雨が降る。

山をよくご覧になる方なら、山で生まれて山で消 えていく雲を見たことがあるのではないでしょうか?

さらに山間部の中では、他の山影になって、夕陽の沈むのが早いところ、つまり、日が射さなくなって気温が下がるのが早いところも出てきます。そうなると、路面が凍結したり、霧が発生するおそれも出てきます。

だから、楽しいもみじ狩りでも、宴は早めにり上げた方が良いかもしれません。また、もみじ狩りに最適なころ、本州では木枯らし1号が吹いたり、低気圧がやってきて悪天になったりすることが多いようです。

特に木枯らし1号は、低気圧が通り過ぎたあと大陸から吹き付ける強い北よりの風のことなので、そんな日にもみじ狩りに出かける場合には厚着をしておいた方がいいかもしれませんね。

(文:気象予報士 チャーリー/絵:吉田たつちか)

 

アバウト、のんびり、ニュージーランド

私が住んでいるニュージーランドでは、日本からの中古車が多く出回り、港には日本から積まれてきた車のコンテナが数え切れないほど並んでいる。街中は日本車で溢れかえり中には日本で30年前に走っていたような車まで頑張って走っている。

そういうわけで、普段から古い車は見慣れていたつもりだがあんなとんでもない車は初めて見た。それは、整備工場の車で、車体に会社名や広告のステッカーを貼っている一見よくある社用車だった。そしてその広告のキャッチ フレーズには「どんな車でも必ず修理します。完璧に整備できる我が工場へようこそ」と、書かれてあっ た。

しかし、よく見てみると、その車のドアハンドルは壊れ、斜めに傾き、ヘッドライトのカバーは割れて影も形もなくなっており、塗装もはげてサビだらけの車だった。自信満々のキャッチフレーズとは裏腹に、車は修理不可能なぐらいダメージが大きかった。その車を見た瞬間、主人と二人で大爆笑。ジョークにも限度がある。この国は本当にアバウトで良い意味のんびりマイペース。だから住みやすくもあり、定年退職後に住みたい国トップ3に、いつも選ばれている。主人に言わせると、強風によって傾いたメインストリートの信号機を一ヶ月以上も放置しているようなこの国にはうんざりらしいが、私にはまだまだ新鮮で面白く映っている。

(文:ニュージーランド在住、Reeoko/絵:吉田たつちか)

 

人知を超越した直観力  

アメリカの第二次大戦の英雄、ジョージ・パットン将軍は、その猛将としての一面とは別に、「詩人としての資質を持ち、毎晩、聖書を読む敬虔なクリスチャン」だったといわれています。

パットンの軍人としての能力の卓越さを際だたせている一つには、その「人知を超越」したような直感力にあったともいわれています。

彼の部下の情報将校は「パットンはその心霊的な感知器を使って、陸軍情報部よりはるかに情勢について先んじていた」と語っていますが実際、彼にはそういうエピソードを少なからず、残しています。

オマール・ブラッドレー大将の回想によると、「パットンが三個師団を率い、コブレンツ近くでモーゼル川を渡り、迅速に南へと歩を進めている時、突如、彼は前進をやめ部隊を集結させた。すると、翌日、強烈な攻撃を受けたのだ。しかし彼は行進を止め隊列を整えていたので、それを撃退することができた」などということもあったとか。

さらに、パットンの甥によれば、パットンはテレパシー、デジャヴ、輪廻転生などを強く信じていたそうで、それによれば、彼は自分がかつてトロイア戦争で戦ったことがあり、また違う時代にはユリウス・カエサルの第十軍団で戦い、さらに時が下ってスチュワート朝のためにも戦い、最後は、ナポレオン麾下のミュラ陸軍元帥ともに馬を走らせている一将軍であった・・・と信じていたという。

パットンは、大戦終結直後の昭和20年(1945年)12月9日、自動車事故にあって首の骨を骨折し、これにより、首から下は麻痺してしまったが、このときも、病院でパットンは看護婦に、「2週間しないうちに死ぬ運命なので、治療をしても、納税者の支払ってくれたお金の無駄になるだけだ」と語ったと言われており、その予言通り、12日後の12月21日、息を引き取った。

しかし、私は、幾つかは、本当にそうだったとしても、幾つかは、彼の司令官としてのカリスマ性を高めるための演出と、周囲もそれを望んだ結果・・・ではなかったかと思っております。

戦場では、彼のこういう人知を越えた力というのは、ワラにもすがりたい心境の兵士たちにとっては大いに心強い・・・、有り難いものであって、幕僚も、統帥力強化のために、それを必要としたのではないかと・・・。

人知を超越したような直感力と言えば、やはり、ミスター・プロ野球と言われた、長嶋茂雄さんが有名ですが、彼は、現役時代、チャンスになると、ベンチの中で誰彼構わずに足を踏みつけて出て行ったそうです。

踏まれた方は、皆、「痛い!」と思っていても、日頃の彼の「片方の足に2足、靴下を履いて、靴下が片方ないと言って探した」などという奇行を知っている同僚らは、「まあ、長島さんだから仕方がないか・・・」ということになり、そこで、快打を飛ばすと、奇行も信仰になってしまうのでしょう。

でも、よく見ていたら、長島さん・・・、川上哲治監督の足だけは踏んでいなかったのだとか。

(文:小説家 池田平太郎/絵:吉田たつちか)

 

乳が んのリスクを減らす7つの方法

アメリカでは女性8人に1人が、日本の女性は20人 に1人が乳がんになると言われていますが、そもそもその乳がんがなぜ出来るのか、残念ながら現在の医学ではまだ解明されていません。しかし、乳がんになる危険要因は、様々な研究により明らかになってきています。

その中には、加齢など避けることができないものもありますが、避けることのできる要因も多い。

「乳が んのリスクを減らす7つの方法」をご紹介します。   @健康的な食事は、ガン細胞の成長を妨げ、体重管理 にも役立ちます。  ・赤身の肉や脂肪分の多い食品は避け、魚や鶏肉(脂 肪と皮を除く)、大豆、緑黄色野菜、きのこ類、ニン ニクやねネギ類、そして、新鮮な果物を毎日多くと る。  ・白い小麦粉や白米ではなく、全粒粉や玄米、胚芽米 に切り替える。 ・トランス脂肪酸やサラダ油の含まれる食品は控え、 オリーブオイルに切り替える。

 A毎日30分の運動を心がけましょう。無理でも、2 回に分けて15分ずつ歩いたりするだけでもいいので す。

 B体重増加は、乳ガンを引き起こすホルモンの量がそ の分多くなります。体脂肪の高い人や太りすぎの人 は、適切な体重を維持しましょう。  

C過度なアルコール摂取は、乳がんのリスクを高める ことが分かっています。 アルコールは飲まない、また はグラス1杯までとし、飲んだらサプリメントで葉酸 を補いましょう。

D喫煙は、様々なガンを引き起こす原因となります。  

E毎年の健康診断とあわせて、40歳過ぎたらマンモ グラフィー検査を受けましょう。

F毎月1回定期的に自分の胸をチェックしましょう。

(文:アメリカ東海岸在住、フラウ山田/絵:吉田たつちか)

 

 

 

 

プラス思考と免疫力

人は過去の失敗した経験や、イヤな出来事にとらわれ、そのときの考え方が習慣化されます。

 イヤな出来事が起きたときに、家族や周りの人すべてが落ち込んで、「もうダメだ!お先真っ暗だ!努力しても意味がない!」という反応をすれば、それは無意識的に学習され、そのような出来事が起きたときに、いつもマイナス思考になります。

ガンになったときもそうです。

 "ああ自分はガンになった。もしかしたらもうダメかもしれない!"という習慣化された思考パターンに支配されてしまいます。

人の体とは、誠に不思議なもので、心と体はそのように連携していて、怒り、悲しみ、不安、恐怖、心配、憎悪、恨みなどの感情をいだくと、アドレナリン、ノルアドレナリンなどの猛毒ホルモンが体内をかけめぐります。

このホルモンは蛇毒に匹敵するもので、長く続けば確実に死にいたらしめます。

逆に、幸せ、感謝、有り難い、楽しい、希望がある 等の感情をいだけば、体はベーターエンドルフィンを放出し、やる気、気力を高め、免疫力さえ上げてしまいます。

したがって、ガンになったとき、無理矢理でもいいので「必ず元気になる!大丈夫!」と思わねばなりません。

そして、原因をつきとめて、その部分を改善して前向きに養生すれば、 必ず良くなってきます。

また、これらのホルモンは呼気からも排泄されますので、マイナス思考の人のそばにいれば、それが伝染して体に悪影響を及ぼしますし、愉快な人のそばにいれば、気持ちも明るくなってきます。

もしも心ないドクターに絶望的なことを言われても、さっさと洗い流して自分を取り戻してください。

気持ちが変われば、必ず好転します。どんな状態になっても、良い方に考えることをクセにしてゆきましょう。

尚、体が冷えている人、食べ物がしっかりとれておらず、気血が不足している人などは、どうしてもマイナス思考になりがち・・・。

(文:薬剤師、薬食同源アドバイザー   高田理恵/絵:吉田たつちか)

 

 

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<編集後記>

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