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もやもや病

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1408-04もやもや病は、なんらかの理由で脳の血流が低下しており、内頸動脈終末部が狭窄、閉塞することにより生じます。
血流が悪くなると、血管はバイパスを作り、虚血を防ごうとするわけですが、できた血管は脆く細いために、圧力がかかることにより、破れたり、微小梗塞を起こす可能性があるというものです。
原因はいろいろとあるのですが、脳の血流をよくすることが最も大切。そして、微小梗塞に対しては、循環元などの駆おけつ薬を使ってゆくとよいです。
基本的な養生として
1,睡眠不足を避ける・・・睡眠は血管内の解毒の時間でもあります。くよくよ考えたり、夢が多い、熟睡できない・・・等の場合は血虚により熟睡できない、虚血しやすく詰まりやすい・・・等のことが考えられますので、養血の養生も大切。
2,階段をかけあがる、息があがるほどの運動、フーフー熱いものを冷ます、管楽器など必要以上の呼吸を強いられるものは避けてください。
3,精神的に焦り、パニックに陥らないよう、いつも心にゆとりをもち、リラックスします。発作が出たときは、炭酸を飲む、マスクをするなどで、二酸化炭素の分圧を上げます。
4,甘いもの、油ものの料理を避けて、和食をベースにします。
漢方養生としては、
1,脳の血流をよくする、自律神経を安定させ心配事やパニックを防止する、新ノーゲン
2,血管のおけつを取り除く循環元の併用をお勧めします。

(薬剤師、薬食同源アドバイザー 高田理恵/絵:そねたあゆみ)2014-08

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