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骨粗しょう症を防ぐには?

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13-09-02 高齢の女性にとって気をつけたい病気のひとつに『骨粗しょう症』があります。骨粗しょう症とは、骨の内側がスカスカになってしまう病気。それによって転ぶことが多くなり、さらに悪いことに、転んだ時の衝撃で手首や肩、太ももの付け根の骨などを骨折しやすくなってしまうのです。
骨がスカスカになる原因はカルシウム不足です。カルシウムは運動不足やストレス、偏った食生活で少なくなりがち。特に女性は閉経後、ホルモンの分泌が低下し、カルシウムが骨の外に出やすい体質に変わります。よって、高齢の女性ほど骨粗しょう症になる率が高いのです。
骨粗しょう症にならないためには、毎日散歩をすることが良いと言われています。だらだらと歩くのではなく、少し大股で早めに歩きます。そして背筋を伸ばしましょう。それが骨重アップにつながり、骨粗しょう症の予防につながります。
食事でカルシウムを補うには、厚生労働省によると1日に約700mgのカルシウムの摂取が必要だそうです。カルシウムを多く含む食品はプロセスチーズ・牛乳・ヨーグルト。緑黄色野菜なら小松菜。小魚であれば、干しエビ・ししゃも・わかさぎ・ちりめんじゃこなどが挙げられます。
さらに、カルシウムの吸収をよくするビタミンDとKが含まれた食事を採るとより効果的です。ビタミンDなら鮭・鶏卵・まぐろ・生しいたけなどに多く含まれ、ビタミンKは納豆・ほうれん草・ひじきなどに多く含まれていますので、これらの食品を合わせて調理すると良いでしょう。
なんと、カルシウムの吸収を悪くする食品もあります。それはリンを多く含むもので、スナック菓子や清涼飲料水、インスタント食品、調理済冷凍食品などです。手軽なのでつい食べたくなってしまいますが、カルシウム不足だと感じている時には我慢することも必要ですね。
骨粗しょう症の検査は保健所などで行っています。心配だなと思ったら、検査を受けてみることをおすすめいたします。
(フードアナリスト 愛川いつき/絵:そねたあゆみ)2013-09

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