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簡単!本場のキムチ鍋

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2005-02-6鍋シーズン到来です。食卓に「キムチ鍋」が登場する機会も増えているのではないでしょうか?でも、なんとなく「本場韓国の味」には遠いような...。そんな気がする方も多いはずです。
そんな時は簡単です!キムチをゴマ油でしっかり炒めてください。これだけでいつもの味が、驚くほど本場韓国の味に早変わり。意外に知られていませんが、キムチは炒めることによってその旨みを発揮します。日本の鍋の感覚でついキムチをそのまま煮込みがちですが、韓国では炒めるのが常識。そして、少し古漬けのすっぱくなったかな?が、鍋に最適とされています。
さらに、本場の味にこだわるならば、キムチ鍋=豚キムチ鍋という考えは捨てて、豚肉の変わりに魚を使ってみましょう。これも韓国ではあたり前。ツナ缶を入れるのがポピュラーです。また、かわったところでは、はるさめを入れたりもします。
なんだか日本では馴染みのないキムチ鍋を紹介しましたが、これが本場韓国式なのです。日本の鍋同様、具材にこれといった決まりはありません。自分の好みの材料を使ってアレンジできるのが鍋料理の醍醐味でしょう。
さて、隠し味としてコンソメをひとふりすると味がしっかりしまります。韓国では、味の微調整を粉トウガラシで行いますが、コンソメを使う方が日本人の口に合うと思います。
キムチをゴマ油でしっかり炒めてから煮るそのひと手間が、キムチ鍋の極意。それだけで、いつものキムチ鍋が、本場の味に早変わり!ぜひお試しください。
(韓国エッセイスト カン美加/絵:吉田たつちか)
2005.02

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