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文字とは何か?

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カラー4 文字とは何か?これは、小生が愚考致します限りでは、「文字とはルールである」と・・・。
それらルールの多くは発音で作られている表音文字か、文字自体に意味がある表意文字か・・・といったところに集約されるようですが象形文字、くさび形文字、甲骨文字・・・から現代のアルファベットや漢字、ハングル文字まで、文字を読むということは、すなわち、それらに共通するルールを読み解いていくという一面もあるのではないでしょうか。
この点で、私にはある記憶があるのですが、子供の頃から書き順という物をまったく覚える気がありませんで、いつも書き順のテストは0点でした。なぜなら、私にとっては、漢字その物を覚えることが大事なことであり、書き順自体に意義が見いだせなかったのです。
従って、小学校のときから、先生に「書き順を覚えなさい!」と言われても、「目的地に行くことが大事なのであって、どこを通るかは問題じゃないでしょ」って言ってましたよ。
でも、今にして思うのは、書き順をきちんと覚えていたら「古文」が読めるんですよね。古文というのは結局、筆記体(今ではもう、学校では英語も筆記体を教えないんだそうですね。)ですから、読み解いていくルールとして書き順がわかってないと読めない、もしくは読みにくいんだそうです。今となっては、子供の時に、先生に「文字とはルールである」ということをしっかりと納得させて欲しかったですね・・・。私自身、詰め込み教育にはまるでだめな子供だったもんで・・・。
ちなみに、文字で言えば、私自身、内容の蓄積の有無は別にして、文章自体は明らかに、10代、20代の時の方がうまかったですね。だから、今の自分が考えたことを25歳の自分が書いてくれたらもっと良い物が書けるのにな・・・なんて思ったりします。
この偏屈な考え方は、当然というか、実はというか、書き順に限らず算数(数学)でも然りでして・・・。暗記事項に対しても「本当に間違いないことを納得しないと先に進まない子供」でしたから、「九九を覚えなさい」と言われても「本当にそれを暗記しても間違いないか証明してくれ」と言ってましたよ。
それに対して先生が何と答えたかはわかりませんが、そんなこと言うガキに対する扱いはエジソンの時代と変わるはずもなく、当然、行き着く先は・・・、はい、落ちこぼれでしたね。(エジソンは子供の頃、学校で何でも質問するので、担任から「この子の脳は腐ってます」と言われて放校処分になったとか。上には上があるもんだ・・・と妙に感心。(小説家 池田平太郎)2015-04

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