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音声入力が凄い! 

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(絵:そねたあゆみ)

 パソコン操作でのネックは長い間、キーボード入力であった。これを最初にマスターしないことには、にっちもさっちもいかない。かくて、何度トライアルしてもパソコンを使いこなせなかったご同輩は少なくない。

 小生は、かって友人と印刷会社を経営していた関係もあって、富士通の初期の業務用パソコンから付き合いがあった。当時はタタミ2畳もあるワープロ本体に8インチのフロッピーデスクを使ったものだった。それがみるみるうちに機材が小さくなり、印字品質も高まってきたが、文字入力を仕事として行うには、それなりのスキルが必要であった。

 そんな経緯もあり、年齢の割には、文字入力には苦労していない。当初は富士通自慢の親指シフト入力であったが、ワープロがパソコンに凌駕されるにつれて、いつのまにか、ローマ字入力による日本語での原稿書きに代わっている。

 先日、孫の家に行った時、テレビでYouTubeやネットフレックスの選択をするのに、リモコンに向かって音声で指示をしていたのに遭遇した。テレビはSONYだったが、最近のテレビは、音声指示リモコンは当たり前だという。我が家のテレビは昨年買い替えたが、中国製の安いタイプだったので音声入力リモコンに対応していない。いろいろ調べたところAmazon Fire TVというリモコンが音声入力に対応していることが分かった。同機の旧型は使っていたのだが、バージョンアップして新型になり、音声入力に対応したようだ。これが、とっても使い勝手がいい。私の好きな映画俳優ニコラス・ケイジと呼びかけると、彼の出演している映画が自分の契約しているNetflix、YouTube、Amazonプライム、dTVと、次々に画面に表示されるので、好きなものを選択すればいい。気をつけなえればならないのは、Amazonプライムの中に一部有料のタイトルもあることだ。有料といっても一昔前、レンタルビデオで借りた費用よりも安い。長生きはしてみるもんだ。ちなみに、最近は、音声入力でメールが打てたり(//www.nttdocomo.co.jp/service/voiceinput_mail/)、音声で文字入力が出来るソフトの精度も高くなっているという。キーボード入力が過去のものとなるのもそう遠くないであろう。

(ジャーナリスト 井上勝彦)2018-07

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