おもしろコラム通信 5月号 2005.5.7  No.013

 

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 山菜で春の身体にチェンジ!

 

 気温の変動の激しい4月に比べ、暖かくさわやかな5月。しかしなぜか体調不良の人も多いのがこの季節です。特に過去最大の飛散量になった今年のスギ花粉による花粉症や入学,就職,転勤などで新しい環境に変わったことによるストレスからくる5月病。 寒い冬から暖かい春への身体の切り替えがうまくいっていないと、春先に身体のバランスが崩れてしまいます。

 この硬くなった身体を程よくほぐすために、春の食材を適量摂ることがお勧めです。春の食材といえば山菜です。時々、つくしやワラビに含まれる発ガン性物質の危険性が取りざたされますが、これは体重の何倍もの量の生の山菜を長期間とりつづけた場合の動物実験の結果です。春のほんの限られた時期にだけ食べられる山菜は、そのほとんどが芽生えたばかりの新芽であり、ミネラル,ビタミンが豊富で、また十分な繊維質もふくむため、春先の体調不良の改善に一役買ってくれます。また日本人が昔から受け継いできたあく抜きをきちんとすれば、ビタミンを破壊する酵素は熱処理で分解され、水溶性の発ガン性物質は溶出してしまうので,何ら心配はありません。

 アブラナ科の各種の菜花もつぼみのうちに油いためやおひたしなどで食すことができます。花にはおしべにある花粉が含まれています。(花粉はあの栄養価のたかいローヤルゼリーの原料でもあります)これもビタミン、ミネラル、各種ホルモンを含むので、同様の効果が期待できます。

 お休みの日に、できれば朝日のあたる時間帯、のんびりと野山で山菜をつんだり、春の花をみながら散歩すると、よりいっそう身体のリセットに役立つでしょう。

(ブルック)

 

ピンクの呼吸法

春になると必ず目にするのがピンク!

洋服・メイク・お店のディスプレー、そして自然界など私たちの身の回りにもピンクはあふれています。

ピンクには不思議な力があります。

ピンクはもともと愛情や優しさを表す色です。

気持ちがやさしくなり、慈悲の心も生まれます。

人は幸せな時にピンクを選ぶ傾向があります。

彼氏・彼女とうまくいっている時、何かいい事があった時は、ピンクに惹かれます。

また、ピンクはホルモンバランスを整えるので、婦人科系の病気を緩和させる効果もあります。

そして若返りの色です。

そこで、今日は「ピンクの呼吸法」というものを紹介したいと思います。

アメリカでは盛んに行われている方法で、ピンクをイメージして若返りをはかることができるんです。

「カラーブリージング」と言われています。

やり方は、まず、ゆったりと座って、リラックスしてください。

次に、ピンク色のものを見ながら、もしくはピンクをイメージして、「自分がピンク色に包まれている、ピンク色が体に入って全身を満たしている。」と思いながら鼻から大きく息を吸います。

そして、それまで体の中にあった汚れた色・濁った色をすべて吐き出すイメージで口から息を吐いてください。

それまで体の中にあった、濁った色を口から吐き出します。

そうすると、シミ・しわが消えて、若返っていくのです。

1日に数回行うのが効果的だといわれてます。

これは、ちゃんと実証もされているんですよ。

みなさんも試してみてくださいね☆

何かイライラするとか落ち着かないという時は、淡いピンクの室内にすると気持がリラックスしてやさしい気分になれます。

その意味でも、ピンクは癒しの色とも言えます。

(カラーコンサルタント 山田美帆)

 

皮膚は、もっとも大きな解毒代謝機構

アトピー性皮膚炎の方の殆どが、「アトピーは決して治らない!」と思っていらっしゃいますが、決してそうではありません。

「このままずっと治らないかもしれない・・・どうしよう」というストレスが、アトピーを作っているのだと言う事もできます。

アトピーの方はとてもデリケートで、頑張りやで我慢強く、自分の気持ちを内へ内へと閉じ込める傾向があります。

食物を食べたら代謝され、残ったものは便や尿として体外に排出されなくては、病気になってしまいますね。同じように、ストレスも上手に発散してしまわないと、行き場がなくなったエネルギーが、皮膚に解毒代謝されてきます。

皆さん驚かれますが、皮膚というのは、人間の体の中で、もっとも大きな解毒代謝機構なのです。

おかしいと思われるかもしれませんが、「治すんだ!必ず治るんだ!できる!できる!」と、治癒へのスイッチを自分で入れて、治らないストレスからサヨナラしてしまうことが、アトピーを治す第一歩となります。

これと同時に、我慢する、いい子でいたい、完璧でないと気がすまない!などのとらわれを少しづつはずして、内へ内へ向かいがちな自分のエネルギーを外へ外へと向けてゆく練習をしてみましょう。

何事も最初から完璧にこなせる人なんかいませんよ。

だから、やる前から「きっとだめだ」などと否定せずに「だめでもともと」と、とにかく前向きに第一歩を踏みだしましょう。

前に進んだ分だけ、元の気持ちから変わってくるはずですヨ!

(薬剤師、薬食同源アドバイザー  高田理恵)

 

ゴールデン・ウィークは、和製英語

 もうすぐ待ちに待ったゴールデン・ウィークですね。海外に旅行される方も多いのではないでしょうか。

しかし海外で「Golden weekなので旅行しています」と英語で言っても通じないので、ご注意を!そう、ゴールデン・ウィークは、全くの和製英語なのです。

昭和20年代に広まった、このゴールデン・ウィークという言葉の由来は様々で、その昔マルコ・ポーロが「黄金の国ジパング=日本」に来日したのが5月の頭であったことからゴールデン(黄金)・ウィークになったとか、映画会社の専務が5月の頭に放映された映画は、盆暮れ正月に放映される映画よりも売り上げが多くなることから、テレビで最も視聴者率がとれるゴールデン・タイムにちなんでゴールデン・ウィークにしたとか、他にも色々な説があります。

私達が日常的に使っている和製英語は、他にも沢山あります。

例えば「サラリーマン」。英語で書くと「Salary man」となり、給料人間となってしまいます。「OL」も意味が通じません。両者とも、英語では「office worker」「company employee」と言います。

また、自己紹介で「マンションに住んでいます」と言うと、物凄いお金物だと思われてしまいます。英語でいう「mansion」は大豪邸のことでだからです。日本でいうマンションは、英語では「flat」「apartment」です。「ワンルーム・マンションに住んでいます」と言うと、きっと英語圏の国の人は、想像がつかず困ってしまうと思います。ちなみに「ワンルーム・マンション」は「studio type apartment」。

他に、女性への褒め言葉である「スマート」も、英語だと「smart」となり頭が良い、という意味になってしまいます。もちろん、これも褒め言葉になりますが、痩せてるね、という意味の英単語は「skinny」「slim」となります。まだまだ色々ありますので、調べてみると面白いですよ。

(JULIE)

 

深緑の風薫る季節

 五月といえば一年のうちで最も気候が安定し過ごしやすい時期と思われがちですが、それが意外な落とし穴なのですよ。

 五月には、「梅雨のはしり」といって雨が続くことがあります。そんなときは肌寒いもので、私自身五月の曇った夜にプロ野球観戦に行き風邪をひいたことがあります。

 このように五月は、冬から夏への過渡期にあたるため、お天気が安定しないことがまだまだ多いのです。特に、今年のように三月・四月の気温が低かった年は、五月を迎えて急激に気温があがったりい、まるで夏と冬とが交互にやってくるような日が続くかもしれません。

 そうなって注意しないとけないのが、海や山のレジャーです。今年はすでに、突然の落雷でサーファーの方が被害に遭うという事故がありました。レジャーに出かける前には、できるだけ天気図を見て欲しいと思います。新聞の天気図には見方が記されているので参考にしてください。三角形のギザギザ、「寒冷前線」があると、それが通過するときには「突風、落雷、短時間強雨」があるかもしれないな、と思ってください。さらに、(正確な予報とはいえませんが)寒冷前線は西に進むと考えて、ご自身がお出かけになってからのお天気をおおまかに予測してみてはいかがでしょう? そして、お出かけ先で雲行きが怪しくなってきたら早めに撤退するようにしてください。

 特に山は、平野部に比べると普段から雨の降りやすいところです。急な悪天で川に流されたりするニュースは聞くだにつらいものです。また、四月に気温が上がらず五月になってから急激に暖かくなったりすると、標高の高い山では雪崩が起こる可能性もあります。この時期の雪崩は、深いところからドサっと重く固まった雪が流れてくるので、飲み込まれたらたまりません。過信は大敵です!

 こんなに脅し文句ばかり並べたあとで恐縮ですが、みなさまが深緑の風薫る季節をご満喫されるよう、お祈りしております。


 (気象予報士 チャーリー) 

 

 

 アロマセラピー?アロマテラピー?

 

ここ数年注目を集めている「アロマ」。けれども、ものによって「アロマセラピー」と表示してあったり「アロマテラピー」と書いてあったり・・ 皆さんの中にはこの違いに疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。

アロマセラピー(aromatherapy)は「香り(aroma)

」を使った「療法(therapy)」−つまり芳香療法のことです。セラピーは英語読み、テラピーはフランス語読みからこの違いはきています。イギリスとフランスではアロマで使われる精油(エッセンシャルオイル)の使い方が異なります。フランスでは薬に比べて副作用の少なく自然治癒力を高める精油を一部の医者が薬の代わりに使って治療することがあります。イギリスでは病気の予防や医者に見せるまでもないちょっとした体の不調やスキンケア、メンタルケアのバランスをとるためにアロマを日常生活に取り入れています。日本では精油は薬として認められていません。いくら同じ植物を同じ畑から採取しても天候の具合によって毎年成分が微妙に変わり常に薬のように一定ではないからです。ですのでどちらも正しい言い方ですが、日本で皆さんがやっているアロマは「アロマセラピー」というこになります。新生活も始まり緊張などで心や体のバランスが崩れやすい時期です。そんな時はアロマセラピーを日常生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。


(TOKO)

 

 「電子マネー」

 

最近「電子マネー」という言葉をよく耳にします。おもだったものでもいくつか種類がありますが

電子マネーとは事前に現金を支払って電子的なデーターを購入しその購入した電子的データーを使用して

商品を購入したりサービスを受けたりするものと理解するとわかりやすいと思います。

以前から使われている残金が無くなってしまったら使えなくなってしまうプリペイドカード方式のものも電子マネーということになります。

現在普及し始めているものはカードの中にICチップと呼ばれる集積回路が埋め込んであり残金が無くなっても入金(チャージ)して繰り返し利用できる方式のものです。携帯電話にこの機能を内臓しているものもありますね。

利用できる場所は駅やコンビニ、レストラン、本やCD、アミューズメント施設や空港など多方面に広がっています。

今のところ電子マネーが利用できる加盟店舗は限られており、インターネット上の決済で利用する場合には別売りの読取り機が必要になります。

現金の代わりとして手軽に利用できるので予備のお財布として別にしておいたり、銀行で現金を引き出すほどでもない時などは手数料の節約にもなると思います。

(ディック・ハンター)

 

 

 ビールのおつまみに簡単チヂミ

 

 ビール片手にテレビでナイター観戦。なんて季節になってきました。

さて、おつまみといえば、枝豆が定番ですが、まだ少し早い気もします。そこで、ちょっと気分をかえて韓国料理、チヂミなどつまんでみてはいかがでしょう。

 チヂミといえば、ねぎにイカなどが入った海鮮風味の物を思い浮かべがちですが、それは韓国ではパジョンと呼ばれて、チヂミとは区別されています。

何が違うかと言われて韓国人でもうまく答えることができないのですが、さしずめ、関西風のお好み焼きと広島風のお好み焼きの差とでもいうべきでしょうか?

 パジョンとは、ねぎを使ったチヂミのことで、ねぎに生地をからめるようにして焼き上げていきます。

そして、チヂミは、色々な具を生地にまぜ合わせから焼い

ていきます。作り方の違いと言い切れるものでもありませんが、そんなところと言っていいでしょう。

実際のところ 韓国の家庭では、チヂミの具材はなんでもありです。一例をあげてみると、ニンジン。細く千切りにしたニンジンを、小麦粉と卵を水で溶いた生地に混ぜ合わせて、たっぷり目のごま油でこんがり焼くだけ。生地に、少し塩か、コンソメを加えて味をつけるとより美味しさが増します。

これだけで、ニンジンのチヂミのできあがり。代わりにジャガイモを使えば、ジャガイモのチヂミに早変わり。

どうです?これなら簡単に作れそうじゃありませんか?醤油にごま油を適量垂らしたタレでいただきます。

 一度お試しください。

 

(韓国食文化研究家 カン美加)

 

美味しく綺麗な脇役「グリンピース」

 子供の頃グリンピースが嫌いでした。多分シュウマイの上に乗っていたカチカチのやつのせいです。給食で出たグリンピースご飯も豆だけきれいに除けて食べました。食いしん坊の私には「ご飯を全部残す」という選択肢は無いので、このような作業は労力をいとわずやりました。なのに、板前の修行先で初めて「グリンピースのひすい煮」なる料理をつまみ食いして私のグリンピース観は一変。第一サヤに入ったグリンピースを始めて見たし、ふっくらと薄甘く味を含ませた青豆の美しさ。その料理屋では塩抜きした桜の塩漬けとひすい煮にした豆を共にご飯と炊いて「桜飯」として出していました。「青豆ご飯」じゃないんです、あくまで。

最近ではスーパーでもサヤ入りが手に入るようになりました。塩少々を入れた湯で軽く下茹でし、出汁、味醂、砂糖、塩少々で紙蓋をしてコトコトと硬めに煮含めたら鍋底を氷水につけてすぐ冷やす。色よく仕上げるコツです。どんなに美味しくても綺麗でもいつも脇役。でも目から、舌から、鼻からと存在感は抜群。ソイウモノニワタシハナリタイ。

(現庵)

 

旬の香

 最近「旬」を意識するようになりました。子供の頃からスーパーには促成野菜が並び「いつでも何でもあるわねー」というのが母の口癖でした。農家に育った母はそのことに感心している風でもあったし、嘆いている風でもありました。

夏休みに母の実家に泊まりに行くと、おやつは畑からトマトをもいできてかじったり夜の食卓には採っても採ってもできてくる旬の野菜が並びました。これが1週間もいるとハンバーガーが恋しくなり、シュークリームが食べたくなり・・・、飽きるほどの旬が溢れる食卓の幸福をひしと感じ懐かしく思うようになったのは最近のことです。

最近時代は逆行して露地物の「採れたて」や「育ちはっきり」の野菜がもてはやされるようになり「旬」を恋しく感じる方も多いのでは。飽きてきたなと思う頃に次の旬が訪れ次々と手を出しているうちに時が過ぎ、また同じ季節がめぐる頃に「ああ、もうそんな季節か」と感じる。とても自然な美しい感情です。

今年は冬が寒かったので季節の野菜も出足が遅く、そんな事も「ああ、冬寒かったからね」と前の季節と連動して捉える。今ならやっと鹿児島から届き始めたソラマメ。新豆なのでサヤから出したら塩茹でして中の薄皮ごと食べます。て中の薄皮ごと軽い渋みとえぐみを旬の香と感じながら食べる。大人だけに許された特権なのです。

(現庵)

 

*採用分以外は4月中に投稿いただいたコラムを投稿順に掲載しました。

*コラムによっては後日採用となる場合もあります。その際は、採用月に原稿料をお支払いしています。

*締め切りは毎月15日(次月号分)です。

投稿はこちらからお願いします。

*1年以上コラムの投稿がない方は登録を抹消いたしますのでご了承ください。

 

 

5月新規登録のコラムニスト

 

○ペンネーム=ぱらじぼう
○東京都北区在住
資格・趣味・経歴など
  ディズニーランド、料亭、販売員、美容師etc・・・これまでに15種以上の仕事を経験しており、現在はパチンコ店内のコーヒー屋で働いております☆
 趣味は読書と映画鑑賞・旅行です。

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○ペンネーム=COA
○岐阜県 各務原市在住
○資格・趣味・経歴など
 学生
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○ペンネーム=現庵
○東京都在住
○資格・趣味・経歴など
 銀座で焼酎バー経営
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○ペンネーム=旭堂花鱗
○大阪府大阪市天王寺区在住
○資格・趣味・経歴など
 趣味は乱読です。
大学では陶芸を専攻しておりました。陶器工房でアルバイトをしていたこともあり食器には少し詳しいです。
現在は司会など、人前でお喋りをする仕事をしています。小学生対象のイベントも手がけていますので、親の視線からとは違った子供の様子を描ける自信があります。
資格は、剣道初段ぐらいでしょうか。
○備考
 プロの講談師5年目です。主に、歴史物と説話をもとにした新作を高座にかけています。

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〔出版のお知らせ〕

コラムを投稿しておりますカン美加です。いつもお世話になっております。
私事ですが、この度本を出版いたしました。
書名[韓国ってこんなとこ嫁いでわかった、おとなりの常識]
カン美加著
トラベルヴォイス新聞社刊
定価1000円(税込)
ISBN4-434-06186-0 C0026
2005年6月発売

<暮らし〜編集部より>カン美加さんおめでとうございます。発売されたらさっそく買い求めます。みなさまもカン美加さんに続いて頑張ってください。

 

 

*今月採用された方(上記挿絵入りのコラム)には掲載ニュースレターと稿料として5千円分のクオカードを発送しましたのでお受け取りください。

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