おもしろコラム通信12月号 2008.12.04 No.056

 

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古代ローマ皇帝とオバマ次期大統領   

オバマ氏がついに大統領の座をものにしましたね。

ただ、私は、彼の生命が任期中、危険にさらされる可能性は50%くらいあるのではないかと思っています。そして彼の身に万一のことが有れば、もう、アメリカの復活再生への道は完全に道が閉ざされてしまう・・・、なぜか、そんな気がしてなりません。

オバマ氏の生命が危険にさらされることについては、多くの方が、同様の危惧を持っておられるようですが、それは主として、オバマ氏が合衆国史上初の有色人種大統領となることを挙げられておられるようです。

が、私は、単に肌の色の問題だけにとどまらないと思っております。

(KKKのような、単なる白人の民間組織だけの行為なら政府権力からすればいくらでも押さえ込む術はあるでしょう。ケネディの時も、単なるマフィアだけの恨みであれば世界に冠たるアメリカ大統領が暗殺されるということはなかったはずです。)

おそらく、オバマ氏は大統領就任後、まずはブッシュのこれまでのデタラメな政策の見直しに着手することが予想されますが、それは、言い換えれば、これまでブッシュを操って莫大な利益を得てきた人たちにとっては容認し難い暴挙に映るでしょう。

で、その人たちがオバマの排除を画策するのに、KKKなどは自分の手を汚さずに目的を達成できる、実に都合が良い存在なわけです。

となれば、実行犯はその連中にやらせ、彼らが取り組むのは、自分たちの権益を擁護し、オズワルドの単独犯行にしてしまうことができる人物を政権に据えることでしょう。

(ちょうど、ケネディのときに置けるジョンソン副大統領のような存在ですね。)

それだけに、もし、オバマ氏の身に万一のことが有れば、それは単に彼個人の災厄というだけにとどまらず、アメリカは再び、ブッシュの時代に逆戻り・・・どころか、今後も、ブッシュ路線を突き進むことが既定路線になってしまう可能性が高いと・・・。

思えば、古代ローマ帝国でも、時代が進むにつれて、セプティミウス・セウェルスというアフリカ出身の皇帝が登場しています。

セウェルス家は、元々、何百年も前にイタリア本土から移住したローマ人だったといいますが、彼自身は、何代にも渡って、現地人との混血が進んだ北アフリカ系ローマ人であり、また、彼の母は生粋のローマ人だったといいます。

セウェルスは、皇帝に就任すると、度重なる皇帝暗殺と各地の軍団指揮官たちによる勝手な皇帝就任宣言により、混乱の極みにあった当時のローマ帝国を、瞬く間に統一。

さらに、ローマの混乱につけ込み、勢力を伸ばしていた隣国、パルティアに攻め込み、首都を陥落させると、ローマの安全保障上重要な地域であった北メソポタミアをローマ属州に組み込み、帝国に安定をもたらす。

次に、政敵を支援したとして多くの元老院議員を粛正し、権力を盤石の物にすると、次いで、軍事費の負担を軽減するために軍制の改革を行い、ローマ軍の質的な向上を図るなど、見事な手腕でローマ立て直しに邁進するも、彼が遠征先であっさりと部下に暗殺されると、ローマは再び衰退の坂を転がり落ち始めた。

世界のためにも、オバマ氏が任期と生命を全うすることを切に望んで止みません。

(文:小説家 池田平太郎/絵:吉田たつちか)

 

朝霧にご用心!

12月に入ると、太平洋側の地域の日中は、おおむね高気圧に覆われた、乾燥した晴れのお天気の日が続きます。これはシベリアからの高気圧、通称「冬将軍」が、日本海で水分をたっぷりと吸収し、それを日本海側の地域に豪雪として降らせ、さらに本州や九州の中央を南北に連なる山脈を越える際にも雪を降らせて水蒸気を失ってしまうため、太平洋側では乾燥した晴れのお天気が続くのです。関東平野では「からっ風」と呼ばれますが、こういった現象を「フェーン現象」と呼びます。ちなみにこのフェーン現象では、空気の気温も高くなるので、冬場の日本海側と太平洋側とでは、気温差も大きくなるのです。

さて、おおむね乾燥した晴れのお天気が続く太平洋側の地域ですが、最近では都市部を中心に、「ダストドーム」というものが早朝によく発生しているそうです。

空が晴れていると、地上の熱も空気中に逃げやすくなります。だから太陽の熱が射さない夜の間、地上の気温は下がります。晴れていればいるほど寒くなります。これを「放射冷却現象」あるいは単に「放射冷却」と呼びます。ニュースで耳慣れたことばだと思います。

そうやって気温が下がった地表に、都市部では、日中に車などが吐き出したチリ、またはエアコンの室外機が出すほこりなどが空気中を漂っています。それをきっかけにして、空気中のわずかな水蒸気が霧になる、というのです。空気中の水蒸気は、気温が低いほど水蒸気でいられる量は少なくなり、飽和に達すると水滴、ここでは霧というものに姿を変えるのですが、チリやほこりのような微小なものは、水蒸気が水滴に変わる温度を上げる効果があるのです。霧が発生している時は交通機関に注意が必要です!みなさんもお気を付けて!

(文:気象予報士・小説家 チャーリー/絵:吉田たつちか)

 

松竹梅の由来  

昔から、おめでたいものに、松竹梅があります。何故、この順番になったのでしょう。実は、おめでたいものに加わった時代の順番なのです。

松は平安時代から。何十年、何百年とその姿を保つことから、不老長寿の象徴として、大切にされてきました。また、二股に分かれている葉には殺菌効果があり、今でもお祝いの食事、お赤飯などの上に飾られることがあります。日本で見られる黒松、赤松からは採れませんが、朝鮮五葉などの松の実には、たんぱく質が多く含まれ、ナッツ類の中でも栄養価が高く、薬膳に用いられています。アメリカでは、手軽なおやつ、おつまみとして、食べられているそうです。

竹は室町時代から。冬でも常緑、永遠の若さを投影され、この時代から盛んになった作庭にもよく使われるようになりました。筍には食物繊維が多く含まれ、しかも低カロリーなので、便秘に悩む女性の味方です。近年の研究によると、大腸ガンの予防、コレステロール吸収から動脈硬化を防ぐことにも期待されています。筍の皮は殺菌、防腐効果があり、お弁当箱代わりにされてきました。先人は経験からこれを学び、仕事や旅の共にしたのでしょう。

最後は、梅。江戸時代から、盆栽が庶民の間でも流行するようになり、冬の寒さの中でも、可憐な花を咲かせる生命力の強さ、春を呼ぶ植物として愛されてきました。実は香り良く、塩漬けにしたものは梅干、お酒に漬け込んだものは梅酒として、今でも食卓に上ります。有名ですが、梅干の殺菌効果は抜群で、お弁当のご飯の上にちょぼりと乗せられます。これだけで、夏場でも、美味しいお弁当が食べられます。

松竹梅は、健康面でも人を支えてくれる、助けてくれる植物として大切にされてきたのです。余談ですが、お寿司のランクは、特上や並と呼ぶよりも、松竹梅と示した方が美しいということで、使用されてきたそうです。並と頼むより、「梅をお願いします」と言う方が、綺麗ですものね。

(文:コラムニスト 朝比奈うろこ/絵:吉田たつちか)

 

3日間続ける大根料理

頬の下と顎の周辺のニキビは、陽明経という経絡と腎経が通っており食事とホルモンの影響を受けやすい部分です。陽明経は、胃と大腸を支配しており、食べ過ぎや便秘があると出やすいのです。顎の周辺は、ホルモン系のことが多く、生理前や排卵の時期に悪化しやすい特徴があります。なるべく、洋菓子や動物性タンパクの多い洋食、揚げ物、ナッツ類をさけて、和食(特に大根やかぶの料理)を取り入れるとよいですヨ♪

中国では、にきびや吹き出物には、大根料理を3日間続けて食べさせると言われるくらい、大根は消化酵素や解毒物質を含んでいます。

生ですと体が冷えるので、ふろふき大根、おでん、大根と豚肉の煮付け、大根と赤身肉ミンチの餃子など、積極的に大根を食べてみてください。勿論、タンポポ茶も大正解です。

あと、胃腸が冷えていることも多いですね。朝を雑炊やお粥あるいは、温かい野菜スープにしてみては、いかがでしょうか?

朝はまだ胃腸も寝ており、働きにくいですので、こういったもので温めてあげると、脾胃の働きが良くなります。

胃腸を温めるには、両足の膝から上の部分に温かいお湯が入ったペットボトルをはさむと効果的です。足の内側というのは、内臓に通じていますので、そこを温めると気持ち良いと思います。

(文:薬剤師、薬食同源アドバイザー 高田理恵/絵:吉田たつちか)

 

 

電子レンジ簡単レシピ

ちょっとした フォンデュ

 

完成写真

材  料 (3・4人分)

カマンベールチーズ
 (国産普及品)

100g
(1箱分)

付け合せ
 ガーリック フランスパン
 グリーンアスパラ(ゆで)
 プチトマト
 ブロッコリー(ゆで)

適量

 *付け合せはお好みで色々に

                    

作り方


@

 
カマンベールチーズは冷蔵庫でよく冷やし、
上側を薄く切り取る。

A

カマンベール独特の 白カビが付いた外側を
カップにするのですが、レンジにかけると
ふきこぼれるので ちょうど合う容器に入れてフタなしで 
レンジ500Wで1分30秒〜45秒加熱する。
 


B

 
加熱途中に 3度ほど取り出して 小さいスプーンで
チーズをそっとかき混ぜる。

(周りから加熱が始まるため

 






チーズが熱いうちに付け合せをからめて食べて下さい。
最後は外側も食べてネ〜
  

 又、カマンベールチーズを前菜に使う
「オリーブカマンベール」
 「軽く飲もう」と言うときに もってこいの
「ハニーカマンベール」
も試してください。

(電子レンジ料理研究家  MaRoママ/絵写真共)

 

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<編集後記>

・先月の投稿総数=15本

・ブログ=http://blog.goo.ne.jp/tebra/

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