孫娘の卒業式にでるため、久しぶりに渡米しました。10日間の短い滞在でしたが、外から日本を振り返るのもいいかなと思いました。老齢での長旅を気遣ってくれ、餞別までいただいた友人への帰国報告の一部を転載します。
1)バージニア州は 銃規制が緩く、 危険な ところだと 書かれていましたが 全く 危険性は 感じませんでした。
娘一家の 住んでいる ノーホークは、 アメリカ 最大の 海軍基地があります。一般的に 軍事基地がある 地域は 治安は いいようです。
2)バージニア 州は首都のワシントンD.C.通勤圏にあるためか アメリカでも 富裕層の 多い地区と 言われ、 大統領も 一番多く 輩出している (8人)ということです 。住宅や 庭も 大きく 広く、 豪邸が 立ち並んでいます。娘の家は 豪邸ではありませんが それでも 日本の 一般的な住宅の 2~3倍の広さはあります
3)今回は 孫娘の 卒業式に 出席する ために 渡米しましたが、 卒業生が 約500人 という 大規模な 卒業式でした。 アメリカでは 一般的に 大学より 高校の 卒業式の方が 派手だという事でした。
4.)日米の 教育の システムを 垣間見ましたが 日本の 教育システムの 硬直化が 心配です。孫娘のいた 高校では 高校生の 後半に すでに 進路を決める そうで、彼女は 技術系の コースを 選択していたよう、9月から バージニア 工科大学の 化学系 学部に 進学します。一般的には 大学入試は 行われず 小中高 時代の 色々な 個人データが 考慮されている ようです。例えば 中学時代に 地域の 夏祭りに ボランティアとして 参加した データまでも 蓄積されます。もちろん 高校時代の 学力テスト が 一番考慮される のは言うまでもありません。でも 日本のように 正解が 一つ ではなく 複数の答えが 考慮されます。
卒業式で 驚いたのが 生徒会の代表だという 男女が メモ も 見ずに 手振りも 加えて 10分以上も 大演説していた ことです。
このように 人前で プレゼンすることは 日常の 教育の中で 訓練されていた ようです。
帰国前日 ワシントンで アーリントン墓地を 訪れました。孫娘は アーリントン墓地内の 色々な 施設の 説明を パンフレットも見ずに してくれました。高校時代、 歴史の 授業で アーリントン墓地の 事を調べ プレゼン したことが あったということです。
古い墓石には いろんな 形の ものがありますが 最近は 小さな 墓石に 統一された とのことです。残りのスペースが 少なくなっているためだと いうことです。遠くの方では 墓地の 拡張工事が 行われていました。アメリカは 世界中で 戦争していますから 戦没者 施設の 拡充 も 必要なのかもしれません。
この墓地では 有名な 「無名戦士の墓」 衛兵交代式 を見学しました。 365日 24時間 衛兵が 霊を 弔い 守っている そうです
https://www.youtube.com/watch?v=nvgmMGzjK2o
この墓地には ケネディ 夫婦 も 祀られて います。 大統領は 軍の 最高指揮官ですから 戦没者 墓地に 祀られるのは 当然とのことです。日本の靖国神社問題は 何とかなりませんか? 戦没者が かわいそうです
5)日本の町や 公園に ゴミ箱が 設置されなくなってから どのくらい経つでしょうか。日本人が ゴミを 自宅に持ち帰る のを 美徳とされて いるようですが、公共の ゴミ箱の ゴミ処理は 高齢者などの働き場 を 作るのに 役立っているようです。そういえば 空港でも 多くの老人が 生き生きと 働いている 姿を散見しました。後期高齢者や 生活保護者など生活困窮者の 働く場を 提供するのも 国や自治体の 役目 かもしれません。
アメリカでは デブや チビやハゲと いうのは セクハラに なるから 禁句だと 娘に注意されました。孫娘も 娘婿 も デブです。
今回はUA でしたが、 キャビンアテンダントに美人は一人もいませんでした。 掃除のおばさん(失礼)と 大差ない いでたちです。もちろん 男女の区別もなく 年齢の区別もなく 体型の区別も 人種の区別も ありません。
6)家族で 何回か レストランに行きましたが 概ね日本の 2~3倍の 値段です。でも 昼間も夜も レストランは 賑わっています。
食事で 残った料理は パックに詰めて 持ち帰るのが 一般的です。万一、 持ち帰った料理で お腹を壊しても お店には 責任は 一切ありません。おかげで 翌日の朝や 昼には 前日の レストランでの 残り物が なくなるまで 食卓に登ります
※ 結論としては 物価が安く 賃金も安い 日本の方が 暮らしやすいと思います。特に 高齢者にとっては ベターな 施策を 国が 取ってきたと 思います。
たまには 外国に出て 日本を 見直すことも 大切かと思います。そうすれば 日本の良さも 変えなきゃいけない ことも 浮き彫りに なると思います。最近 日本の若者が 海外に あまり 出かけないことが 心配です。そういえば 小 生が 最初に アメリカに行ったのは 1ドル 360 円の超 円安の 時代でした。
(ジャーナリスト 井上勝彦)2025-08




