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生ゴミのリサイクル

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06-06-14日本に限らず世界が抱える問題ですが、台湾台北市では「ゴミ捨て」に関して徹底したルールを2001年に設けて、早くも大きな成果をあげています。
ゴミは「一般ゴミ」「資源ゴミ」「生ゴミ」に分別しなければなりませんが「一般ゴミ」を捨てる時には指定のゴミ専用袋を購入しなければなりません。袋の大きさは選べますが、当然大きい袋は値段も高くなります。
これは、「ゴミを出す人が自分のゴミ処理に対してお金を払う」という概念からきているものです。これまで国民の税金で賄われてきたゴミ処理ですが、これでは不公平だという声が多くあがったことが始まりでした。
指定の袋は結構な値段なので、自然とゴミの量が減っていく、という二重の効果があります。
「一般ゴミ」と「資源ゴミ」は週5日、ほぼ決った時間
帯にゴミ収集車が回収しに来るのですが、市民は直接ゴミを収集車まで持っていかなくてはなりません。台北市内には、ネズミなどにゴミを荒らされるのを防ぐ等、衛生面の理由からゴミ捨て場が廃止されているのです。
ゴミ収集車は「エリーゼのために」などのオルゴール音楽を大きな音で鳴らして「回収しているサイン」を地域住民におくります。一般ゴミは資源ゴミなどが混ざっていないかチェックされ、その場で分けさせられることもあるのです。
「生ゴミ」は、環境省と提携した民間業者が収集。この7割は養豚場の残飯に、3割は堆肥の原料として全てリサイクルされます。得に、この「生ゴミ」処理は世界が参考出来るリサイクル法ではないでしょうか。少なくとも、ただただ燃やして処理している日本よりかは素晴らしい方法だと思いませんか?
(文:JULIE/絵:吉田たつちか)2006-06

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