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セカンドオピニオン

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0511_5納得が行かないときは、複数の病院で診てもらう(セカンドオピニオン)のは、もう常識!』

先日、薬局の勉強仲間のある薬剤師から、こんなお話を聞きました。

副鼻腔炎の患者さんで、どうしようもないほどの頭痛と発熱があったので、その方はかかりつけの内科へ行かれたそうです。

すると、血液検査の結果、とてつもない炎症反応を現す数値が出ており、緊急手術を勧められたそうです。

その方は、もうビックリで、パニックになり、仲間の薬剤師のところへ電話をしてきました。

聞いたところ、血液検査をしただけで、患部を診てくれたわけでも、処置をしてくれたわけでもないことから、薬剤師は自分の信頼している、耳鼻科専門の病院を紹介しました。

すると、その病院の検査では「どうしてこれで緊急手術が必要なの?」と言われ適切な処置をしていただき、事なきを得たそうです。このようなことが、あまりにも多すぎます。

しなくてもよい手術、やらなくても良い「念のため」の抗ガン剤・・・

やってしまったが最後、人生が変わってしまうことすらあるのに、医療現場では、このようなことが現実に多々あります。

先日、当店へ来られるお客様でも、ある病院の検査で悪性リンパ腫と言われ、別の病院で、PETをやったところ、何もみつからなかった・・・??という方がありました。

結婚前の若い女性ですので、こんな状態で「念のための治療」に入られないよう、願うばかりです。

皆様も、診断の結果がはっきりしないときや自分自身、少しでもわだかまりがあるときは、複数の医療機関で、もう一度検査をされることをお勧め致します。

大切な自分の体です。自分の人生です。自分自身を守るのに遠慮はいりません。納得が行かないとき、複数の病院で診てもらうことは、今では、「普通の事」です。

(薬剤師、薬食同源アドバイザー  高田理恵/絵:吉田たつちか)

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