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おばあちゃまの着物

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05-09-03知人から「おばあちゃまの着物を沢山譲り受けたので」と着物、羽織などを分けて頂きました。おばあちゃまが大柄な人だったのか、いずれ譲ることを考えて大きめに仕立ててあったのか、サイズも合ったのでありがたく着させて頂いています。昔の着物は大体まず腕の長さが短い場合が多く、ここばっかりは着る時にごまかすにも限界があって中々難しいので合えば儲け物です。どうしても着たい柄ならば直しに出してそれぞれ丈を伸ばしてもらう事も可能。こういうのが着物の良さですね。祖母が何十年前かに着ていた洋服をもらって着ようとはよっぽどの物でない限り考えませんが、着物はある程度サイズ直しも可能ですし、帯・帯揚、紐などの小物類などはサイズも何も気にせず使える懐の深い優れものです。頂いた中でも気に入った紬は、くれた知人が「地味!こんな地味なの本当に着るの?」と訝しがっていた物でしたが、黄の帯と朱の小物類を合わせて色を足せば印象も明るくなって普段着には十分。これからも大事にしたいと思う素敵な文化です。

(現庵) 2005-09

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