カラオケスナックでの小生の持ち歌は「居酒屋」(春日八郎)、「五番街のマリー」(高橋真梨子)、「想い出の街」(織田みさ穂)の3曲だ。持ち歌ノートを持っていて、延々と歌う輩には閉口するので、自己規制して3曲しか歌える曲がないということにしている。
そんな中、飲み仲間の一人が、急に歌がうまくなった。彼がいたから音痴の私でも安心して歌えたのに、困った。どこで習ったのかと聞いたら、ネットでカラオケの練習をしているとのこと。
さっそく、彼の方法を真似ることにした。
色々なカラオケ関連サイトがあるようだが、成果の著しい彼と同じ「ジョイサウンドカフェ」(www.sound-cafe.jp/free/index.php)に会員登録した。何曲でも何回でも歌い放題で月額950円。パソコンの他にミキサーも必要というので、これも彼に習って「NEW HYPERもりあげくん」なる機器を購入。これは6千円弱でネット購入。小さな機器ではあるがなかなかのスグレモノ。マイクも1本付いてきた。いつ買ったか忘れたが我が家には古いマイクも1本ある。この装置では2本のマイクまで使えるのでデュエットもOK。エコーとトーンの調整ツマミもある。ちなみに同社のスマホアプリ版(カラオケJOYSOUND+)は半額以下だが、背景画像が動画でなく写真だ。
使ってみると、なかなかいい。というわけで、現在、新曲練習中。ガイドボーカルのある曲の中から「香港」(テレサ・テン)、時の過ぎゆくままに(沢田研二)、別れの一本杉(春日八郎)の三曲をマスターして驚かすつもりだ。「香港」はテレサが中国の民主化の遅れを嘆いた意味が込められており、「時の過ぎゆくままに」は、東京にいた時、よく通ったスナックのママの着信曲であったし、別れの一本杉は私が小学生の時、初めて聞いた演歌である。
(ジャーナリスト 井上勝彦)2016-11