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高速道路で乗り越した時の心得 

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(絵:そねたあゆみ)

 自動車運転における高齢者のトラブルが問題になっている。ブレーキとクラッチの踏み間違いによる暴走、距離感覚が鈍くなっているため、真っすぐに駐車できなかったり、駐車場での接触事故の頻発している。側溝へはまったり、縁石に乗り上げるという事故も珍しくない。そして、危険なのは、高速道路での逆走だ。田舎の高速道路や大都会の高速道路での出口看板の見落としによる逆走は、おおいに起こりうることだし、小生も少なからず経験がある。年をとると、標識の見落としや思い込み違いが起きやすい。

 高速道路の出口を行き過ぎてしまったり、出口を間違えた失敗も何度かある。こんな時逆走をするのはもってのほかだ。

 間違えてしまった場合、は最寄りのICの係員に申し出て、

『特別回転』という特別措置を受けることが出来る。そのICでは支払わないで目的のICまで無料で引き返せることが出来るのだ。

 NEXCOの規則によると

『第51条=単純支払方式の高速道路において、通行止めその他の理由により当社の指示により本線上で転回する場合は、当社は、退出するインターチェンジ等を指定した上で、利用者に特別転回証明書を交付します。ただし、転回する車両に対して次項の処理を行う場合において他の車両と区別できるときは、交付しません。

 利用者が指定されたインターチェンジ等から退出した(前項で特別転回証明書の交付を受けている場合は、当該証明書を提示又は提出した)場合において、当該利用者がすでに当該通行区間の料金を支払っているときは、払戻しを行います。なお、当該通行区間の料金を支払っていないときは、当該指定された料金所で料金を支払うことなく通過できます。』

 すなわち、道を間違えちゃったときは料金所の職員にその旨を伝えると、「特別転回証」という証明書を発行してくれるので、目的のICまで無料で戻る事が出来るという制度なので、くれぐれも逆走せずに、正式な手続を踏んで、安全に対処してください。急がば回れです。

(ジャーナリスト 井上勝彦)2018-06

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