せっかく乳酸菌を摂るなら、何故ナノ型乳酸が良いのかをお話します。
一つ目には、サイズが小さい事でパイエル板に優先的に取り込まれる事です。パイエル板のM細胞・・・取り込み口を持つ細胞が効率よく取り込む事ができるのは、1マイクロメートル以下のもので、ナノメートルサイズの超微粒子であれば優先的に取り込む事が出来るわけです!
ここで、単位のおさらいですが、1マイクロメートルは1000分の1ミリメートルつまり、0.001ミリメートル・・・これを1ミクロンとも言います。そして、1マイクロメートルのさらに1000分の1が1ナノメートルなので、ミリメートルで表すと100万分の1ミリメートル・・・つまり0.000001ミリメートルになります。ナノ粒子がいかに小さいかをわかっていただけたかと思います。
二つ目には、乳酸菌同士がダマにならず均一であることから取り込まれやすいことです!普通の乳酸菌は、ダマになってサイズが大きいために、パイエル板の取り込み口から弾かれやすいため、せっかく摂取しても、パイエル板から取り込まれなくては、その下の免疫システムの恩恵を受けることができないわけです。
三つ目には生菌か死菌かの問題ではなく、乳酸菌の細胞壁成分が重要です!よく、生きたまま腸に届く・・・という文句がありますが、最近の研究では必ずしも生きた菌である必要がなく、死菌であってもその細胞壁の成分で、こいつは乳酸菌だ!!!と免疫細胞が認識すれば、免疫調整システムが作動します。乳酸菌をナノ型サイズにするには加熱死菌化してナノ化個体を作ります。
そして四つ目は数が多いから、パイエル版に取り込まれる確率が上がると言う事です。乳酸菌により、腸内免疫を整えるには1日1兆個の桁違いの乳酸菌が必要と言われています。一般的な1カップ100ミリリットルのヨーグルトに含まれる乳酸菌数はかなり高濃度なもので100億個と言われます。ですので、このヨーグルトで1兆個の乳酸菌を1日で取ろうとしたら、カップ100個食べる必要があります・・・これは無理ですよね!!
では何故、1兆個もの乳酸菌が必要なのか???それはパイエル板が取り込んでくれる確率を上げるためです。腸の中には、様々な栄養素の他に、毒になるもの、細菌、ウイルス、花粉、様々なアレルゲン、分解されていない異種タンパクなど様々なものがゴチャマンと流れてきます。その混沌とした中から、乳酸菌を取り込んでもらうためには、大量の数が必要で、しかもナノサイズであれば、パイエル板は優先的に取り込む事が出来るためです!
(薬剤師・国際中医師・国際薬膳師 高田理恵)2026-11




