地球温暖化が進んでいるのか、冷房器具や自動車の排出する熱で、ヒートアイランド現象が加速しているのか、はたまた地球規模の異常気象か、年々夏の暑さが厳しくなっています。暑い国々で常食されているカレーは、この暑い夏を乗り切るのにうってつけの夏ばて解消食の1つです。その効果を倍増できるトッピングをいくつかご紹介します。いつものカレーの上にもう一味手をかけたトッピングをのせて、暑さを乗り切りましょう。
①夏野菜炒め:なす,トマト、ピーマン,パプリカ, ゴーヤ,アスパラなどを一口大にきったものを、さっといためたもの。ビタミンたっぷりで,彩りも鮮やか で,見た目だけでも食が進みます。
②ごぼうチップ:ごぼうを薄切りにして、さっと素揚げにしたもの。食物繊維が豊富で、オリゴ糖もふくむので、胃腸が元気になります。
③にんにくチップ:にんにくをあらみじんに切り、素揚げしたもの。にんにくは焦げやすいので、2~3秒ですぐキツネ色にあがるので、すぐにとりだします。においがきになる方は、紫蘇漬や味噌漬にされたものを代用するとよいでしょう。ビタミンB群を豊富にふくむにんにくは、疲労回復には欠かせません。
④納豆キムチ:納豆菌とキムチの乳酸菌の相乗効果で最 強のトッピングと言えます。荒く刻んだキムチと納豆をさっとあえ、お好みで醤油を少量かけます。納豆嫌いの方も,キムチとカレーの香りでアンモニア臭は消え、逆にカレーとキムチのからみ成分は納豆の粘りで、まろやかになります。なれると病み付きになる味です。
(文:ブルック/絵:吉田たつちか)2004-08