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海苔が主役

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15-06-4 下の娘の旦那はアメリカ人だ。結婚して10年経つが、日本の食材で未だに食べれないのが海苔と豆腐と納豆だ。
海苔は、紙を食べているような気がするそうだ。納豆は匂いに馴染めない。豆腐はぶよぶよして、しかも、味がないので敬遠するのだという。どれも小生の好物である。特に、歯が残りすくなった今では、豆腐で命を永らえているといっても過言ではない。幸い、この3食材、孫娘たちは大好きである。
海苔といえば、最近、握らないおにぎりが流行っているそうだ。妻を亡くした当初、料理本を何冊か読んだが、その中に、「クッキングパパ」という料理漫画があり、その中に登場していたもので、初版発行日から逆算すると20年以上前に描かれたものだ。それが、最近ネット上で話題になり、一種のブームになっているらしい。
四角形に広げた具材をいれたご飯を海苔に乗せ、四隅をたたんでから食べやすい大きさに切るだけ。海苔で包んだサンドイッチご飯の様なものだ。
その、簡便さと見た目の良さ、中身が見える便利さなどが人気の秘密らしい。
おにぎり作りにも挑戦したが、なかなかうまくいかず、最近は、コンビニおにぎりにお世話になっている。おにぎりの海苔をパリっと保つ包装方法にもいくつか種類があって面白い。
「そのまま食べれるのりカップ」というのも、同じくネットで話題になっているらしい。娘のfacebookで始めて知ったが、孫娘が大好きで、弁当にしょっちゅう登場するらしい。こちらは、もっと簡単で、海苔で作られて小さなカップに小さなおにぎりを入れ、いろんな具材をトッピングするだけ。カップごと食べられるのでゴミも出ない。見た目もカラフルで作る楽しみ、食べる楽しみもあるという。製品化された海苔カップが売られいる他、「海苔カップメーカー」という海苔カップを作る用具も売っている。海苔は世界に誇れる日本食の主役のひとつである。
(ジャーナリスト 井上勝彦/絵:そねたあゆみ)2015-06

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