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椎間板の耐用年数は40年

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15-06-5 背骨と背骨の間でクッションのような役割をしている椎間板の耐用年数は40年という話。道理で40歳を過ぎたあたりから、腰痛に悩まされる方が急激に増えてくるというのは、納得がいきます。
寿命が延びて、多くの方が80歳をラクラク超えていることから、椎間板の耐用年数の倍以上の年月を上手にもたせなくてはならないのだから、これは大変なことですね♪
特に女性は、閉経を境にどんどんと椎間板も脆くなってゆくので注意が必要です。
それでは、とっくに期限切れの椎間板をどのように整備してゆくか・・・。
それは、椎間板に負担をかける行為を減らすことです。健康に為にスポーツや運動をしようとする意識は素晴らしいですが、40歳を超えたら激しい運動や、運動のしすぎは厳禁のようです。よかれと思って続けた運動が仇になり、返って腰が曲がったり、歩けなくなる方がとても多いのに驚きます。
具体的には、ジョギングや、激しいダンス、ゴルフやテニスなど、そして歩きすぎも要注意。意外にも、このような運動を続けた方よりも、あまり運動する習慣がなく、のらりくらりと、散歩で歩く程度・・・の方が腰が曲がったり、トラブルが少ないという事実には驚きます。
椎間板に負担をかけないためには、筋力を落とさないことが大切。
そして、筋肉は脾が司っていますので、後天の精である脾胃に負担をかけないような工夫が必要です。
食事はよく噛んで腹七分。空腹時に甘い物を摂る習慣をなくす。甘い物は脾胃の働きを止め、腸の蠕動運動をストップさせます。その結果、腰への負担が増大。お野菜とともに、大豆製品や、魚介類、赤身の肉などのタンパク質をとる。黒豆、ひじき、木耳、胡麻などの黒い食べ物や山芋、海老など補腎の食べ物で骨を強化
食後に10分程度ブラブラ歩くだけで、筋肉や骨の作り替えが促進される
ヨーガや太極拳、気功、養生体操など、ゆったりとした動きで、筋肉をストレッチしながら鍛える運動がお勧め
漢方では、タンパク同化作用を高めるWリンクル(プラセンタ)や骨代謝を正常化し、丈夫な骨を作る骨砕補(補腎剤)がお勧めです。
(薬剤師、薬食同源アドバイザー 高田理恵/絵:そねたあゆみ)2015-06

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