UA-77435066-1

4月の星座 しし座

 | 

16-04-2 (2) 春の夜空に、「?」(クエスチョンマーク)を裏返したような形に星を並べているのが、しし座のを見つける格好の目印です。その、クエスチョンマークの一番下には、この目印を形作っている星の中でも最も明るく輝く星があります。それは「レグルス」と呼ばれる1等星です。レグルスからさらに星を東にたどっていくと、星々が台形を作っている部分があります。そこは「しし」の胴体に当たると見られています。そしてその胴体部の、しっぽのほうに、比較的明るい2等星「デネボラ」を見つけることができます。このデネボラと、うしかい座の1等星アルクトゥールス、おとめ座の1等星スピカとを結んで、「春の大三角形」と呼ばれています。
さてこの星座の由来ですが、古来バビロニアや古代エジプトでは、しし、つまりライオンは、王権を象徴するものだと捉えられ、崇められていました。
別に、古代ギリシア、ローマにも、神話が残されています。
自分の妻子を殺害するという、重い罪を背負ったヘラクレス(ヘラクレス座)は、ティリュンス国のエウリステウス王から、その罪をつぐなうために、12の冒険を課せられます。その1つめが、ネメアという森に棲みついた怪物、人食いライオンを退治することでした。
ヘラクレスが20日以上ネメアの森を歩いたころ、やっと人食いライオンと遭遇します。ヘラクレスは初め、弓矢でライオンに攻撃を仕掛けました。しかし全て弾き返されてしまいます。ヘラクレスは、次に剣でライオンに向かいます。しかしヘラクレスの剣はライオンに当たると、ぐにゃぐにゃと折れてしまいました。そしてヘラクレスは、棍棒を、ライオンの頭に振りかざしました。さすがにライオンも腹を立て、ヘラクレスとライオンは、三日三晩に渡る死闘を繰り広げ、ようやくヘラクレスはライオンを退治することができました。
その様子を、女神ヘラが、天から見ていいました。女神ヘラは、見事に戦い抜いたこの人食いライオンを天に上げ、星座にしました。そうしてできたのが今のしし座だと言われています。一方で、勝者であるヘラクレスを憎むようになるのですが、それはまた別のお話。
古代のヨーロッパ南東部には、広い範囲にたくさんのライオンがいたそうです。人々はライオンを崇めると同時に、恐れも抱いていたのかもしれませんね。 (コラムニスト 気象予報士 チャーリー/絵:そねたあゆみ)2016-04

コメントを残す