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春のアレルギーと秋のアレルギー 

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 春秋ともにアレルギーが起きやすい季節ですが、その発症機序はまるで違います。春には杉や桧の花粉、秋にはイネ科の草花・・といったアレルゲンの問題ではなく・・・アレルギーを起こす体の状態の違いです。春は、冬場に溜めた食毒、痰湿毒が、春の陽気とともに雪解けの水のように溢れ出てくる事が原因で、肝機能に負担がかかり、肝熱をもつ状態になります。肝熱をもつと、気が上昇しやすく上半身に熱が籠もりやすくなり、目赤、鼻炎、喉の痛み、上半身の発疹等の症状が出やすくなります。このときの治療は、解毒が中心です。

 これに対して秋のアレルギーは、夏の疲れ(汗のかきすぎ、睡眠不足、栄養不足、胃腸の冷え)による肺脾腎の虚損と消耗が原因です。夏の終わり~秋にかけては、三臓が大変に疲れているところ、急な寒さや空気の乾燥が引き金となり、体を守る力が低下しているために、アレルギーを起こします。喘息などの慢性病に移行しやすいのも秋のアレルギーの特徴です。

 春にはアレルギーが出ないけれど、秋にアレルギーが出る方は、体力や免疫力が低下している方と言えます。したがって秋のアレルギーの治療は、肺脾腎を通竅(紅参、冬虫夏草、紫蘇の合剤)でしっかりと補うことです。

 そして、食材としては山芋や長芋(肺脾腎の三臓を助ける食材)、蓮根、大根、百合根などの肺を補うもの、そして、オクラ、納豆なめこ、もずくなどのネバネバ食品が粘膜の荒れを防ぎ、免疫力を増強します。その他に発酵食品(万寿酵素、味噌、納豆、漬け物等)もよいですね!

(薬剤師、薬食同源アドバイザー 高田理恵)2018-10

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