UA-77435066-1

夏の疲れと免疫力

 | 

(絵:吉田たつちか)

 一般的に風邪やインフルエンザは冬が本番なので、今年の冬は特に気を引き締めねばなりませんね。冬に免疫の状態をピークに保つ為には、これからの3ヶ月の養生が特に大切です。
 9月は、夏の間の消耗(汗のかきすぎ、睡眠不足、栄養不足等)により、血液がドロドロになっており、脳梗塞や貧血で倒れる人が増える時期です。ケース別の養生法を提案いたしますので、ご参考くださいね。
1、夏の暑さにより、1日に何度も着替えるほどの大汗をかいた人夜中に寝苦しく寝汗をかいていた人は、体が脱水気味で血液がドロドロになっています。真桑瓜などの瓜類や、豆腐、豆乳、白菜大根などで体液を補いましょう。グリーンピュアレ(青汁)を毎食前に飲む、寝る前にAHSS(笹エキス)を補う、歩くと息が上がったり、汗をかきすぎてしんどい方は、肺を潤す生脈紅景天を補うなどの養生がお勧めです。
2、血圧が低くて朝がすっきりと起きられない、夕方になると足が浮腫む、階段を登ると動悸や息切れがする、夜中にトイレに起きて熟睡できない、上の血圧と下の血圧の差が30ミリ以下の方(例えば、110と90など)は心臓の栄養不足ですので、コルマータQ10を朝晩食後に補うのがよろしいです。又、色の濃い野菜と、赤身肉、魚介類をしっかりとってくださいね。そして極端な糖質制限は中止してください。
3、食事が不規則で(ムラ食い、ドカ食い、ナガラ食い)、菓子パンやおやつでお腹を満たしてしまった人、きちんとした栄養が摂れていなかった人は、脳の働きが低下して物忘れしたり、筋肉が萎えて動くのがしんどく悪循環にハマりやすいです。食事の前には、糖エネルギーの安定供給を助ける抗糖化剤を補う。食後には良質のアミノ酸、オメガ3脂質、タウリンビタミン、ミネラルをたっぷりと含んだスッポンと牡蠣のエキス・・・エネスポを補給すると良いです。
4、がんの養生中で、白血球やリンパ球が低下している方には?
白血球やリンパ球などは中医学では陰の性質があり、寝ている間に補われます。補陰剤の性質をもつ紫霊芝は、熟睡を促し免疫力を高めます。

(薬剤師、薬食同源アドバイザー 高田理恵)2021-09

コメントを残す