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秋雨前線時期の養生

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1310-2 ここのところ日本列島の上空に寒気が南下して、地上では南からの湿った暖気が入り込み、日本各地で大荒れのお天気模様になっています。
実は人の体もこれに同じで、気候が不安定であればあるほど、自律神経も大きく揺さぶられ、体調にも影響します。
例えば、体の表面は冷えているのに、中に内熱がこもってみたり、逆に体表は火照っているけれど、胃腸は冷えている。
つまり、暑いのに寒気がする、急にのぼせが起こり、汗が噴き出してきたかと思えば、汗で体が冷えて急激に寒くなり、吐き気、下痢、腰痛などを起こす・・・など様々な不具合を感じやすくなります。
上半身がのぼせて、下半身が冷えている場合、お天気と同じようにその境目に前線ができて、不安定な状況になります。
お腹がパンパンに張る、腹中雷鳴(ゴロゴロとお腹が鳴る)、胃内停水(水分が胃に貯留して吐き気がしたり、食欲がなくなる)
黒い雲が立ちこめて、雷が鳴るのと同じですね。お天気の場合は、前線が通り過ぎるのを待つしかありませんが、体の場合は、不足を補って体の許容量を高めて、自律神経を安定させることと、気の巡りをよくすることが、早くこの症状を取り去るポイントになります。
散歩や屈伸運動で、足を使うこと、足をよく温めてあげることもよいです。
湿気を体に呼び込まないように、瓜類、とうもろこし、鳩麦、小豆乾物等、利水去湿の食べ物を取り入れてください。
自律神経を安定化させるには、脳を養う大豆食品や新ノーゲンを服用するのが良いですね。
また、クヨクヨと同じことを考え続けて、脳のエネルギーを消耗しないようにすることも大切です♪

(薬剤師、薬食同源アドバイザー 高田理恵/絵:そねたあゆみ)

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