インターネットの進化で、色々なものが安く利用できるようになっている。
小生が今、はまっているのが、スクー(//schoo.jp/)だ。いわゆる、ウェブ上の専門学校の一種。school(学校)にL一文字が欠けているネーミングもいい。準学校という意識かもしれない。文部省がチョッカイを出さないことが、自由にカリキュラムが組めて、教育効率向上に役立っている。
今のところ、画像処理とかHP制作などウェブ関連の講座が多いが一般教養やマーケッティング関連講座もある。今後、趣味の講座や教養を高める講座などが増えてくるものと期待している。
同サイトの最大の特長は、先生が現役のエキスパートだということだ。昔先生をやっていた人が、古いノートで講座を開くというのでなく、現役だから、講座の内容がアップツーデートなのがいい。特に。コンピュータ関係、ネット関係は進歩が早いので、現役講師でなければ意味がない。
講座は、生(LIVE)と録画配信があり、前者はチャットなどを使って、生徒と講師がリアルタイムに質疑応答もできる。数日後には同じ講座を録画配信でも閲覧でき、これだと、分らないところや、確認したいところを一時停止したり、何度も再生して見ることができるなど、理解を深めることができる。
また、講座で使用する、資料(テキスト)やサンプル(HPサンプルや、画像など)もダウンロードできるなど、リアルスクール以上に先生と生徒の距離が近く、教育効果を高める工夫がいろいろなされている。
同講座は、無料会員と優良会員を選択することができる。月額525円の学費を納入して、正式な学部生になると、受講忘れ・復習に役立つ「録画授業」の自由閲覧や、超少人数しか受講できない「現地」での優先参加を始め、たくさんの特典を手に入れることができる。
小生も、無料会員で数日受講した後に有料会員となった。
Illustrator(8講座)、WordPress(5講座)、メディア(10講座)などを受講してみたが、確実にスキルアップできた。
ネットでのこの種の学校が増えているようで、英語圏でもあるフィリピンの女子大生が現地にいたまま先生になっている「レアジョブ英会話」も、新しくてリーズナブルな英会話学習法として人気が高まっているようだ。
アメリカにいる孫(6歳と1歳の女の子)とスムースに英語で話せるように、この学校で英語を学ぼうと思ったら、娘から、爺ちゃんは、孫とは必ず日本語で話すようにと、きつくいわれた。
いまさら英語を勉強してどうなるんだ、それよりも、孫達が日本語も話せるように、極力、日本語で話せというわけだ。かくて、彼女達と、今日も日本語でスカイプ会話を楽しんでいる。
上の孫は、日本語がややあやしくなってきつつあり、先日も日本語学校でのテストで
「ありがとう ごぜえます。」とあったのには笑えた。発音的には正しいのだろうが、日本人の先生は黙って罰なんだよね。それ以来、日本語学校の方は行きたくないといい始めているらしい。カリキュラムも日本とほぼ同じものを土日でやり、宿題も沢山あって、アメリカの学校と両方じゃ疲れるワナ。
この夏休みには、知人の孫娘(18歳)が娘の家に1ケ月間ホームスティして、アメリカの語学学校に通っていた。この間中、家では日本語は使わないこととし、6歳の孫が臨時英語講師になったようで、英語が上達したと喜んで帰ってきた。
(コラムニスト 井上勝彦/絵:そねたあゆみ)