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新刊本を半額で読む方法

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(絵:吉田たつちか)

 加齢にともない、視力も衰えて、好きな読書もままならない。そのため、最近はオーディオブックでの読書が主流だ。
 オーディオブック形式は数社で提供しているが、小生が主に使っているのがAmazonのaudibleだ。12万以上の書籍が聞き放題になる。聴き放題対象外の本については、同会員なら非会員価格の30%引きで購入できるメリットもある。
終活の最中なので、書棚に新たな本を置きたくない。たとえ書庫においても、今後、再読する機会は100%ない。
 オーディオブック形式での読書は場所を取らないということだ。書庫に収録するかわりに、スマホにダウンロードもできる。ダウンロードした本も、以降、読む機会がない本はスマホから削除できる。
以前はaudiobookというサイトにも登録していたが、両者とも収録書籍数が多く、読み切れないので、こちらは現在辞めている。
 このほか、著作権が消滅、もしくは著者が公開を許諾した作品のデータを収録したネット上の図書館である「青空文庫」のオーディオブック「青空リーダー」もおすすめ。こちらはAI音声での読み上げだが、最近のAI技術の進歩で、とても聞きやすくなってきた。無料なのがいい。夏目漱石、芥川龍之介、太宰治など、若き日に読んだなつかしい名作を読み返す(聞き直す)のもいい。若い時とはまた違った発見ができることもままある。春の陽気に押されて、海辺にでかけ、スマホで聞くのが楽しみだ。
 数年前から実行している、新刊本を半額で購入する方法を最後に紹介しておきたい。発売されたばかりの単行本(出来たら書店で平積にされているベストセラー本)は、紙版を購入(最近は、免許返上で車を手放した関係もあって、もっぱらネットで購入している)し、届いたらすぐに紙カバーをして汚れ防止をする。一気に読み終えたら、即、メルカリ*で売却してしまう。半額なら即売れる。結果、新刊本を半額で購入したのと同じになる。本日届いた「イーロン・マスク」(世界同時発売)下巻は、2~3日で読了して、メルカリで売り払う。アマゾンで購入した価格は2420円。メルカリでは同書が1600円で出品されている。1500円で出品すれば即日売れること間違いなし。送料等を差し引いても半額以下で購入し読めたのだ。ちなみに、同書の上巻はAudibleで無料で読んだ。
 今や本は、書庫に並べる時代ではなくなった。
Audibl://www.amazon.co.jp/
audiobook://audiobook.jp/
青空リーダー:スマホアプリ
メルカリ://jp.mercari.com/

(ジャーナリスト 井上勝彦)2024-04

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