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老化は足から来る

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1001_3年をとると、何が怖いか・・・・皆さん声を揃えて言われるのは、寝たきりになることです。長生きしても、トイレを自分で足せないことは、誰しも辛いことです。

 老化は足から来る・・・・とも言われるように、寝たきりになるといっぺんに足の筋肉が衰 えます。若い方でも、1週間以上入院された方はご経験があるかと思いますが歩かないと足の筋肉はあっという間にタルタルになります。全身の筋肉の70パー セントが下半身に集中しており足の筋肉は熱を産生し体を温め、代謝を促進します。また、足の筋肉によって、全身の血流が心臓へ戻されるのです。

 したがって、足が衰えると、低体温、血流不全、解毒能力の低下等を招き、生きる屍状態といっても過言ではありません。

 現代人の足腰は、車、家電の発達に伴い、どんどん弱っています。過剰なサービスや過保護は、結果的に寝たきりを招きます。どんどん歩くこと、階段を昇ることは足腰を鍛え、筋肉と骨を強め、生命力である腎を守ります。

 危ないから歩かない・・・のではなく、こうすれば歩けるという工夫をどんどんしてゆくことが、老化予防につながります。

 

(薬剤師、薬食同源アドバイザー 高田理恵/絵:吉田たつちか)2010-01

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