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月経前症候群(PMS)

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06-06-10月経前は、女性にとって一番しんどい時期かもしれません。大なり小なり、様々な症状が月経前には集中します。本来、体の陰陽のバランスがとれている方は、生理は28~30日周期で定期的にやってきて痛みもほとんどないのが普通です。

鎮痛剤を飲まなくては我慢できないような痛みが生理中や、生理の前後にも続く人は、冷えと血液の酸化、汚れが考えられます。

女 性にとってストレスは大敵です。ストレスを感じると、ホルモンのバランスが乱れやすくなります。ストレスを受けないことは生きている限り不可能ですが、ス トレスに強くなる体作りが大切です。それには、まず体を冷やさないようにすること。そして、血液を汚さないようにすることです。

生 理痛や、下腹部痛がひどい方の食事の好みをきいてみますと、砂糖の入った食品や、果物が大好きです。砂糖や果物のとりすぎは、体を冷やして血流を悪くする ばかりではなく、痛みの感覚を強くすることがわかっています。虫歯のときに、チョコレートを食べると痛むのと同じ理屈です。また、スパゲティー、ハンバー グなどのアブラを多く使った西洋料理や、牛乳、卵、肉などの動物性食品をたくさん召し上がっておられるようです。

これらの食品は、体内で酸化され、炎症を引き起こしたり、血液をかたまらせて汚してゆきます。

生理前1週間ぐらいから、これらのものと、なす科の野菜、香辛料を控え、ご飯とお味噌汁、漬物などを中心にしたメニューに切り替えてみてください。それだけでも、今回の生理がずいぶんと違ってくるはずです。

子宮筋腫、子宮内膜症、卵巣膿腫などの病気は子宮の冷えと汚れが進んだ状態です。

(文:薬剤師、薬食同源アドバイザー  高田理恵/絵:吉田たつちか)2006-06

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