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血に関する老化

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09-07-5若い頃は血気盛んな方もだんだんと歳とともに衰えが見られます。それは、血の生成が衰えるためです。
ご存じのように、血は全身を栄養しているわけですが、特に血の消耗が激しい部分は、脳と目。そして肝や腎もそうです。
皆さんが物事に集中したり、考えをまとめたり、良いアイデアが浮かんできたりするのは、脳が十分に血で満たされているときです。
ひとたび血が少なくなると、頭がぼうっとして、考えがまとまらない。忘れっぽい。やる気や気力が起きてこない。そして熟睡できない・・・などの症状に見舞われます。
また、目は多くの毛細血管の集まりです。血液が勢いにのって順調よく流れていれば、目は明るいのですが、パソコンのやりすぎ、テレビの見過ぎ、夜の読書等により、血を消耗すると、いっぺんに毛細血管の血流が低下し、目がかすむ、見にくい等の症状が出てきます。
肝や腎も毛細血管の集まりです。細かい血管に目詰まりを起こしたり、流れが細くなると、本来の機能を発揮することができません。 肝は体の各要所に血液を分配したり、体に入ってきたものを解毒したり、ストレスを上手くコントロールする働きをもつので肝の働きが落ちると非常に疲れやすくなります。
また、腎は、成長、老化防止、ホルモン系の産生に関わる臓です。腎の血流が低下すると、体が冷え、足腰が痛む、耳が遠くなる、白髪、禿など老化症状がでてきます。
血はとても大切ですね・・・。

(薬剤師、薬食同源アドバイザー 高田理恵/絵:吉田たつちか)09-07

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