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沈先生の風邪対処民間療法

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07-07-3上海在住時、元上海農業大学日本語科で日本語の日常会話を教えていたときのこと。風邪で声がで出なくなった。学校を休もうとも思ったが 「声が出なくても授業は出来るぞ!」そう思った。やっぱり出かけることにした。ほとんど声になっていなくて、空気し出ない。
教壇に立って私は黒板に書いた。 「今日、私は風邪引きで声が出ません。漢字の書き取りをします」教科書の中から、最近勉強したページの漢字を黒板に書いた。みんな、それぞれ、喜んで前へ出てきて、書き込みを している。今日の授業は全て筆談だ!生徒達が「風邪で声が出なければ、私たちなら休みます。でも先生は授業をするために学校へ来た。先生の熱心な心が私たちはうれしい。私たちも日本語の勉強を頑張ります」と言ってくれた。声が出なくても学校へ来た値打ちは少しでもあったかと、自己満足する。
職員室へ帰ると、沈先生が「風邪で声が出ないときは、土生姜を皮のまま、スライスにして、氷砂糖と一緒に、鍋で炊く。氷砂糖は自然の氷砂糖であること。添加物が入ってないことね。その煮汁を熱いうちに飲むとよい。これは、私たち中国人の民間治療方法です」 と教えてくれた。
早速、帰りに学校の近くのスーパーで、土生姜と氷砂糖を買って帰った。試してみると、土生姜が喉を通るときの、やさしい感じがする。 これは喉には効くと思った。勿論、引き始めの軽い時に! 何でも早い目早い目の手当てが大切ですね。
(文:ジャーナリスト、市野政子/絵:吉田たつちか)07-07

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