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ストレスと便秘(気滞便秘)

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11-07-4 ストレス性便秘のメカニズムはいわゆる詰まりによるものです。ストレスを受けて、うまく対処法がみつかり、発散できたり解決できる場合はよいですが、我慢して堪え忍ぶと、気の流れが止まってしまい動かなくなります。
このような場合、多くの方が食べることで気を晴らそうとする行動をとりがちです。特にストレスがあると、甘いものを食べたくなりますし、焼き肉などのこってり系+ビールという晴らし方もありがち・・・・。
ところが、肝腎な気が流れていないのですから、消化管の働きも鈍っていて、食べれば食べるほど詰まりやすくなります。甘い物は消化管をたるませ蠕動運動を止めてしまいますし、肉、乳製品などの飽和脂肪酸は腸壁にべったりとくっつき、善玉の腸内細菌を殺して、 腸内免疫を著しく低下させます。腸内が悪玉菌で支配されると、悪いガスが生じて消化管運動を低下させてしまい、便の排泄が阻止されます。
ストレスでただでさえ動きが悪いところへ、どんどんとこれらの食べ物が入ってくることで、腸は正常な働きを失い、その結果五臓の解毒力、代謝力は低下してしまい、体は重くだるくなり、気力はなくなり、お腹がパンパンに張って動けないほどになります。(邪の湊まるところ、即ち虚す・・・といいます)
このような状態を起こさないためにも、ストレスを受けているときにやけ食いなどで晴らそうとする行為は禁物です。ストレスでイライラしたら、タンポポ茶に大根おろし大さじ3と梅干し1個、そしてお醤油小さじ1を入れて服用してください。これでバッチリと疏肝されて気の流れが通ります。そして、甘い物と動物性食品を控えて、少食にとどめることが大切です。
それでは、パンパンに詰まってしまったらどうするか?
まず、お腹がすくまで食べないこと、そして軽く歩く、半身浴で下半身を温める、寝ころんでお腹をのの字にマッサージするなどで、消化管の動きをつけてあげます。さきほどのタンポポ茶レシピを一日に2~3回まで飲むのも有効ですヨ♪
(薬剤師、薬食同源アドバイザー 高田理恵/絵:そねたあゆみ)
2011.07

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