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ネット難民にならないように

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15-10-2 車のミッションが損壊したのを契機に車を手放して半年、思ったより不便は感じない。朝は体操会場まで歩いて行く。車では分からなかった新しい発見も少なくない。人間の歩く速度を基本にした生活行動も捨てたものではない。デジカメを片手に散歩気分で行くのだが、花を見、風を感じながら歩く。空の雲の形にも感動する。澄み切った秋空に飛行機雲が模様を描く。時には虹に遭遇することもある。ところが、車で移動する人の多くはこの虹を見逃している、もったいないことだ。
このところ、電車もよく利用するようになった。電車やバスもスイカなど交通系のパスがあるので、切符を買う手間がなくなり、便利になった。しかも、違う会社間でも共通で使えるのがいい。最近は、コンビニやスーパーなども、これを使えるので、小銭がポケットを占領することも無くなった。最もいいのが、途中でお酒を飲めることだ。お酒を飲む行動範囲は、車の時よりもずっと広がった。
コンビニとインターネットのおかげで、買い物もそれほど苦にならない。朝体操の帰りに朝食のおかずを買う。最近よく買うのは、カット野菜(1袋100円前後)、あらびきソーセージ、コロッケ、メンチ、缶詰などだ。重たいものやかさばるものはネットを利用する。主に利用するのはアスクルで、ネットで注文すると翌日には自宅に届く。本を買うのも今はネットが主流だ。
齢をとってもネット難民にならなければ、どうにか生きていける時代だ。家人は全くネットにかかわらない人だが、一家に一人ネットが自由に使える人がいればいい。場合によっては、娘や息子に、電話やFAXで連絡して、代わりに注文してもらってもいい。ボケ防止にもなるので、何歳からでもいいから、是非チャレンジしてもらいたいものだ。
(ジャーナリスト 井上勝彦/絵:そねたあゆみ)2015-11

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