(絵:そねたあゆみ)
我が国の「食品廃棄量」は年間1900万トンで、これは世界トップクラス。この量は、世界の7000万人が1年間食べていける量に匹敵する。コンビニで売る恵方巻やスーパーで売るうなぎのかば焼きなども大量に捨てられているようだ。
イスラエルのWasteless社は、このほど、ダイナミックプライシング(動的価格設定)のメカニズムを採用した、食品小売業者向けの次世代型在庫最適化ソリューションを開発した。商品の在庫レベルを継続的にモニタリングし、たとえば、販売期限が迫った商品や、売れ残りが予想される商品などを、AI(人工知能)により、価格をリアルタイムに変動させるしくみ。
現在、スーパーで手動で行っている作業を自動で行うことで、食品廃棄率を下げることが可能となると期待されている。
(コラムニスト 古屋摩耶)2018-08