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腸内免疫が感染症から身を守る!

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(絵:吉田たつちか)

 オミクロン株の感染力の強さが凄まじく、医療がひっ迫していて不安をますばかりのこの頃です。自宅療養を余儀なくされる方が増え続けていて、薬局にも対応の仕方等の問い合わせが殺到していますが、落ち着いて腸内免疫を強化する事をやってゆけば、必ず元気で乗り切れますので安心してください。
 腸内免疫に最もダメージを与えるのは、ストレスです。寝不足や無理のし過ぎだけではなく、精神的な不安、悶々と考えること、先行き不安などの気詰まりも腸内免疫にダメージを与えます。
 健康な腸内は腸内細菌たちのバランスが保たれていますが、ストレスや寒さで交感神経の持続緊張が続くと腸の運動が止まり、悪玉菌や腸管カンジダが異常繁殖し、お腹の張り、粘膜への炎症をもたらし、腸がもつ本来のデトックス機能を麻痺させてしまいます。
それにより、有害なものを侵入させないという腸の砦が破られ、外からの有害物質、有害重金属、生体内異物、内毒素などが侵入し、免疫及びエネルギー産生系にダメージが与えられ、持続的な炎症や重症化をもたらします。
 この流れからみると腸内免疫低下の大元は持続的な緊張ですので、これを緩めてあげることが最も大切!!!
 ストレスの多くは考え方の癖や習慣であり、自分が作り出している事に気づいて建設的な考え方に取り組みましょう。又、交感神経の持続緊張を緩めるには、姿勢を正すことが最も大切です。
 スマホ首やストレートネックに代表される、猫背で首が前に出た姿勢は、後頭下筋を緊張させ、交感神経を刺激し続けてしまいます。座禅を組む、お祈りをする姿勢(骨盤を立てて背筋の上に頭が乗る)をとって深呼吸することで瞬時にスイッチが作動し、交感神経の緊張を断ち切ることが出来るのです。さらに、カイロや温熱パット、ゆたんぽなどで、下腹と仙骨周りを温めるのもよいです。
 次に腸内細菌のナイスバランスを保ち、炎症を起こす悪玉菌やカンジダ菌を増やさない食生活についてです。糖分の塊である甘いお菓子、菓子パン、揚げ物、食肉油脂、乳製品などは炎症を助長する悪玉菌の大好物ですので、極力控えて、お野菜、きのこ、海藻など水溶性食物繊維を多く含むものを食事の最初にいただきましょう。
 私は、養生として食事の最初に植物力スープ又は青汁クエン酸ドリンク(グリーンピュアレ+スゥエルフローラ)、外出帰宅時にタンポポ茶、入浴前に切干し大根茶を飲んでいます。
(薬剤師・国際中医師・国際薬膳師 高田理恵)2023-01

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